ラク越コラム
引越しが安い時期はいつ?最安シミュレーション、安く抑えるコツも解説
2022年8月30日

引越しは行う時期によって費用が大きく異なります。できるだけ費用を安く抑えたいなら、どの時期を選んで引越しするとお得なのでしょうか。
本記事では、引越しにかかる費用が特に安い時期を紹介、またそれらの時期における費用相場をシミュレーションします。他にも費用をさらに安く抑えるコツを6つお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
引越しにかかる費用が安い時期はいつ?
引越しにかかる費用が安い時期は、以下のとおりです。
<引越しにかかる費用が安い時期>
- 3~4月の繁忙期以外なら安い
- 土日・祝日より平日の方が安い
- 月の上旬が安い
それぞれの項目を詳しく確認していきましょう。
引越し料金・・・3~4月の繁忙期以外なら安い
結論からお伝えすると、3~4月の繁忙期を除けば安い費用で引越しできます。新生活がスタートする4月は、就職や就学による需要の増加に伴い費用も上がるため、安く引越したい場合はこの時期は避けましょう。また単身か家族かによっても、安い時期は変わります。
<引越し料金が安い時期>
- 単身での引越しは10月が特に安い
- 家族での引越しは12~1月が特に安い
こちらも詳しくチェックしていきましょう。
単身での引越しは
単身での引越しの場合は、10月が特に安い傾向にあります。それぞれの相場を見ていきましょう。
<単身者の引越しの場合の費用相場>
- 10月・・・35,000~40,000円
- 3月・・・65,000~80,000円
このように約2倍の差額が生じるため、時期選びは大切なポイントです。
家族での引越しは
家族での引越しにかかる費用相場も、最安の12~1月と最高値の3月で比較してみましょう。
<家族での引越しの場合の料金相場>
- 12~1月・・・75,000~90,000円
- 3月・・・125,000~160,000円
2倍とまではいきませんが、やはり大きな差が生じます。引越し時期を選べるなら、できるだけ安い時期で行いましょう。
土日・祝日より平日の方が安い
引越し費用は、土日・祝日よりも平日の方が安い傾向が見られます。理由として、仕事がある方は平日に引越しを行いづらいため、予約が土日・祝日に集中して相場も高くなるのです。そのため、可能ならば平日に引越しを行いましょう。
月の上旬が安い
引越し費用を抑えたいと考えるなら、月の上旬を狙うのがおすすめです。上旬は引っ越し希望者が少なく、業者のスケジュールにも余裕があります。
多くの賃貸物件の契約が月末で区切られており、初期費用を節約しようと考える人たちが、月末に合わせて引越しを計画するケースが多くなるためです。
引越費用が特に安い時期の費用目安

引越しにどれくらいの費用がかかるのか、特に安い時期でシミュレーションしてみましょう。
<時期ごとに見た引越し費用のシミュレーション>
- 10月の平日に単身で引越しする場合
- 12月の平日に家族で引越しする場合
それぞれの結果を見てみましょう。移動距離によっても料金が変動するため、参考値としてご覧ください。
10月の平日に単身で引越しする場合
10月の平日に東京都内で単身の引越しをする場合、費用の目安は以下のとおりです。
<シミュレーション結果>
- 荷物が少ない場合:35,000円
- 荷物が多い場合:40,000円
ワンルームから1DK程度までの間取りにお住まいの場合、一般的には35,000円前後での引越しが可能です。ソファーやベッドなど大きな家具がある場合も、40,000円前後だと見積もっておけば問題ないでしょう。
12月の平日に家族で引越しする場合
12月の平日に東京都内で家族と一緒に引越しする場合、費用の目安は以下のとおりです。
<シミュレーション結果>
- 2人家族:75,000円
- 3人家族:85,000円
- 4人家族:90,000円
引越し費用は、家族の人数ではなく荷物の数で決まります。家族が多いほど荷物も増える傾向にあるため、人数が増えると費用も上がります。
【カレンダーで確認】引越し費用比較と月別の特徴
引越し費用比較と月別の特徴を確認しましょう。
月 | 費用相場 | 特徴・注意点 | 物件の探しやすさ・その他ポイント |
1月 | 安め | 新生活前の閑散期で比較的安い | 退去数が増える時期のため、良物件と出会いやすいが競争もある。各種手続きは混雑傾向。 |
2月 | やや高め | 3月に向けて需要が増加。前半が特に狙い目 | 春の転居前で物件も豊富。条件に合う部屋を見つけやすい。 |
3月 | 最も高い | 新年度直前のピーク。予約困難で高額になりやすい | 希望物件がすぐ埋まる可能性が高く、スピード感が重要。混雑の影響で業者の対応も遅れる場合あり。 |
4月 | 上旬は高め、中旬以降は安定 | 前月の余波で上旬は混雑 | 引越し難民の影響で一部混雑するが、希望条件の部屋が残っていることもある。 |
5月 | 安定~やや安い | ゴールデンウィーク中は高く、それ以外は料金が落ち着く | オフシーズンに入り、物件探しはやや難。費用を抑えたい人にはおすすめ。 |
6月 | 安い | 梅雨の影響で人気は低いが、その分料金は抑えめ | 繁忙期が過ぎて業界全体が閑散期に入るため、費用は抑えられる。天候の不安定さを受け入れられれば、非常にお得な時期。 |
7月 | やや上昇 | 夏休み前のタイミングが狙い目。下旬は需要が増す | 学生や家族世帯の動きで後半は混雑気味。上旬はスケジュールが取りやすい。 |
8月 | 閑散期としては高め | 暑さで人気は低めだが、長期の休みもあり料金はやや上がる | 梱包などの作業が厳しいが、時期によっては良物件を見つけやすいこともある。 |
9月 | 平均~やや高め | 前半は落ち着くが、下旬は秋の繁忙期に差しかかる | 秋入学・転勤が増え、物件は探しやすいが、料金は徐々に高まる傾向。 |
10月 | 上旬は高め下旬は安定 | 転勤の影響で「第2の繁忙期」とも呼ばれる | 中旬以降は引越ししやすく、料金も下がり始める。物件は少なめ。 |
11月 | 年間で最安 | 引越し需要が最も落ち着く月 | 物件数は少なめだが、コストを抑えるには最適。業者の対応もスムーズ。 |
12月 | 安め〜年末は高騰 | 上旬は比較的空いているが年末に向けて混雑 | 良物件は減少傾向。年末の繁忙による割増料金に注意が必要。 |
引越しにかかる費用をさらに安く抑えるコツ
引越しにかかる費用をさらに安く抑えるために、以下の8つのポイントを意識しましょう。
<引越しにかかる費用をさらに安く抑えるポイント>
- 複数の引越し会社を比較する
- 不用品をあらかじめ処分しておく
- 梱包・荷ほどきは自分で行う
- フリー便や午後便を活用する
- オプションを極力つけない
- クレジットカードで分割払いして負担を減らす
- 大安・吉日などの縁起の良い日を避ける
- 荷物を自分で運ぶ
順番に分かりやすく解説します。
①複数の引越し会社を比較する
引越し費用は、契約する引越し会社によって異なります。一つの会社をピンポイントで指定せず、複数の引越し会社から相見積もりをとって費用を比較しましょう。大手だけでなく、地域に密着した小・中規模の引越し会社で単身引越しパックなどを利用すれば、さらにお得に引越しができます。
引越し費用を大きく左右するポイントの一つが、荷物の量です。不用品をあらかじめ処分すれば運搬する荷物が減るため、費用も安くなる可能性が上がります。特にトラックの台数が増えると費用は大幅に上がるため、単身~2人暮らしの方は1台のトラックにまとめられるように準備してみましょう。
②不用品をあらかじめ処分しておく
引越し費用を大きく左右するポイントの一つが、荷物の量です。不用品をあらかじめ処分すれば運搬する荷物が減るため、費用も安くなる可能性が上がります。
特にトラックの台数が増えると費用は大幅に上がるため、単身~2人暮らしの方は1台のトラックにまとめられるように準備してみましょう。
③梱包・荷ほどきは自分で行う
梱包・荷ほどきを引越し会社側で行うサービスもありますが、これは費用が高い上位プランの契約者が利用できるサービスです。梱包・荷ほどきを自分で行うだけでも引越し費用の節約につながるので、梱包・荷ほどきはできる限り自分で行いましょう。
④フリー便や午後便を活用する
以下のような特殊なサービスを利用することも節約につながります。
<特殊なサービスの例>
- フリー便・・・引越し会社の都合の良い時間に作業を行う
- 午後便・・・午後から作業を行う
- 混載便・・・他の契約者とトラックをシェアする
- 帰り便・・・他の契約者が引越しを済ませた帰りに作業を行う
引越しでは、正午前後までに作業が完了する「午前便」が人気です。そのため、上記のプランでは、割安で引越しできます。
⑤オプションを極力つけない
引越し会社は独自のオプションを提供しています。荷造り・荷ほどきのサポートだけでなく、エアコンの脱着、梱包用品の提供などオプションの中身はさまざまです。
いずれも別料金がかかるため、本当に必要なオプション以外は利用しないようにしましょう。
⑥クレジットカードで分割払いをして負担を減らす
引越し費用をクレジットカードで支払い、分割払い・リボ払いを選べば負担を分散できます。利息がついてしまう場合もありますが、一括で高額な費用を支払わずに済む点は魅力的でしょう。
ただし、すべての引越し会社がクレジットカード払いに対応しているわけではないため、支払い方法の確認は必須です。
⑦大安・吉日などの縁起の良い日を避ける
六曜で縁起が良いとされる「大安」は、結婚式や引越しに人気の日であるため、予約が集中しやすく、引越し費用が割高になる傾向があります。
反対に、「仏滅」や「赤口」など、縁起が悪いとされる日を選ぶと、需要が減少するため費用も抑えられます。日取りにこだわりがない方であれば、大安や吉日以外の日を選ぶとよいでしょう。
⑧荷物を自分で運ぶ
引越し先が近距離であれば、業者に頼まず自分で荷物を運ぶことで、引越し費用を大幅に節約できます。
ただし、冷蔵庫・洗濯機・エアコンといった大型家電を自分で運ぼうとすると、思わぬケガや建物への損傷などのリスクが高まるため、注意が必要です。
そのため、大型家電の運搬だけはプロの引越し業者に依頼し、それ以外を自力で運ぶという“も検討してみてはいかがでしょう。
引越し費用が安い時期のデメリット

引越し費用を抑えたい場合は、閑散期を狙うのが効果的ですが、いくつか注意点があります。ここでは、特に気をつけたい2つのポイントを紹介します。引越しの計画を立てる際の参考にしてみてください。
「閑散期=最安」とは限らない
一般的に「引越しの閑散期は料金が安い」とされていますが、必ずしもその期間中ずっと最安値というわけではありません。たとえ閑散期であっても、土日祝日や大型連休などは需要が集中しやすく、通常より料金が高くなることもあります。
「閑散期だから安いだろう」と判断せず、時期や曜日、時間帯などを含めて総合的に判断することが大切です。
希望する物件が見つかりにくい可能性もある
引越し希望者が少ない時期は、物件の空きも少なくなっている可能性があります。すでに入居者が決まってしまっていることも多く、「選べる物件が限られている」「理想の条件に合う部屋が見つからない」といった状況に陥ることも少なくありません。
費用を節約できたとしても、住み心地に不満があればストレスも高まり、再度引越しを検討する必要も出てきます。お金だけで決めず、住環境や快適さなども含めて、総合的なバランスでタイミングを見極めることが大切です。
住環境や快適さなども含めて、総合的なバランスでタイミングを見極めることが大切です。
【参考】6~10月は家賃が安くなる
契約する時期によって、家賃が変動することも知っておきましょう。3~4月の引越しシーズンは物件の需要も高いため、大家さんや管理会社は強気の家賃を設定します。
しかし、引越しのピークが過ぎて売れ残った物件は値下がりしやすく、料金交渉もしやすいため、家賃を抑えて引越しするなら6~10月の契約がおすすめです。
まとめ
引越しの安い時期は、需要が高まる3~4月を除いた時期です。5月以降は引越し料金だけでなく、家賃相場も安くなりやすいため狙い目といえます。特に単身の引越しの場合は10月、家族で引越しする場合は12月が安くなりやすいタイミングです。
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