ラク越コラム
引越しでベッドの解体は必要?運ぶ際に確認する点や料金について詳しく紹介
2022年10月28日
引越しにおいて最大級の大きさの荷物といえば、ベッドです。ベッドの運送にはあらゆるリスクが伴うため、引越しを依頼する前にいくつかの注意点を確認しておきましょう。
本記事では、ベッドを運びたいときに確認することやベッドをスムーズに運ぶ方法・引越しの依頼相場・処分方法をわかりやすくお伝えします。
引越しでベッドを運ぶ際に解体が必要か確認する
引越しの際、ベッドを新居に運べるかどうかは、以下の3つの点を確認しましょう。
<引越しでベッドを運べるかの判断基準>
- 寝室から出せるか
- 窓やベランダ(バルコニー)から出せるか
- トラックに積み込めるか
ひとつずつ解説します。
寝室から出せるか
初めに確認するのは、寝室から外に出せるかどうかです。ベッドは家具のなかでも最大級に大きいため、寝室から出せないケースは多いでしょう。
寝室から出せない場合は、ベランダかバルコニーから外に出す、または解体が必要になります。
窓やベランダ(バルコニー)から出せるか
窓やベランダ(バルコニー)が広い場合はそこからベッドを外に出せる場合があります。ベランダやバルコニーから出す場合、ベッドが通る幅の確認が必要です。
隣接する建物などの障害物がないか確認してみましょう。また、2階以上にベッドがある場合は、クレーン車を用いる必要があります。マンションなど、高地の場合はクレーン車でも対応できないこともあります。
解体せずに家から出せた場合でも、新居に運び込めなければ意味はありません。新居の間取りや搬入経路を確かめましょう。
トラックに積み込めるか
引越し先に運ぶにはトラックを使用することがほとんどです。搬送するトラックに載せられない場合は解体しなければなりません。
ベッドのサイズや折りたたみ機能によって載せられることもあるため、引越し業者に確認してみると良いでしょう。
積み込めない場合は解体が必要になります。しかし、引越し業者が解体を断るケースや引越し後に組み立てができないこともあるため注意が必要です。
引越しでベッドを解体したいときに確認すること
引越しでベッドを解体するときは、以下の4点を確認しましょう。
<引越しで解体したいときに確認すること>
- 解体・組み立てができるか
- マットレスをコンパクトにまとめられるか
- 新居に置けるか
- しっかりと梱包ができるか
それぞれを詳しく解説します。
解体できるか
ベッドの引越しを依頼する場合、ベッドを解体して運ぶことがほとんどです。しかし、木ねじが使われている場合は、再度組み立てしてもしっかりと固定できないことから、ベッドの解体が難しい可能性があります。解体できるかどうか、設計図などを見ながら事前に確認すると良いでしょう。
特に家具メーカーとして人気のあるIKEA製品の物は、木ねじが多く使われているため、一度解体したあとの組み立ては困難です。
IKEAの家具については以下の記事でも詳しく紹介しています。
マットレスをコンパクトにまとめられるか
マットレスはベッド本体と違って解体できないため、そのまま運搬しなければなりません。マンションなどの場合、エレベーターに乗らない可能性もあります。
コンパクトにまとめられなければトラックに載せられない可能性があるため、梱包後のサイズを確認しましょう。
新居に置けるか
新居にベッドを設置できるスペースがあるか、搬入経路と合わせてチェックしましょう。問題なく搬入できても部屋が小さいと設置できず、最悪処分することになってしまいます。
また、処分するとなると、ベッドの買い替えが必要となり、出費が増えることも計算に入れておきましょう。
しっかりと梱包ができるか
引越し会社に依頼する場合、ベッドの解体・梱包・組み立てはスタッフに依頼できるケースは多いですが、マットレスの梱包には対応していない場合があります。
運送中に破損トラブルが発生しないように、引越し会社にベッド・マットレスの梱包が可能か確認し、対応していない場合は自分で十分な梱包ができるか考えましょう。
ベッドを自分で解体する際に押さえておきたい5つのポイント
ベッドを自分で解体する際に、安全に作業を進めるための5つのポイントを紹介します。
<ベッドを安全に解体するポイント>
- 部品をまとめて保管する
- 無理に解体しない
- 2人以上で作業する
- 解体前に写真を撮る
- 広いスペースで作業する
それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
部品をまとめて保管する
ベッドを解体する際、小さな部品を無くさないよう注意が必要です。ネジ・ワッシャー・ボルトなどのパーツは、ビニール袋やジップロックに入れ、ラベルを貼ると分かりやすく整理できます。
また、同じ種類の部品をまとめておくと、再組み立ての際に探しやすくなるでしょう。部品が多い場合は、番号や記号をつけるなどして区別しておくとさらに安心です。
無理に解体しない
ベッドを解体する際は、無理に力を加えないことが大切です。無理をすると部品を壊したり、自分が怪我をしたりする恐れがあります。
特に木製ベッドの場合、接続部が固くなっていることがあるため、慎重に作業を進めましょう。必要に応じてかなづちや工具を使用しますが、部品や床を傷つけないよう気をつけてください。
2人以上で作業する
ベッドの解体は、できるだけ2人以上で行うのがおすすめです。ベッドは重いことが多いため、1人で作業すると危険です。
一人が部品を外し、もう一人が袋にしまうなど、作業前に役割を決めておくとスムーズに作業できます。事前に、軍手・ドライバー・六角レンチなどの工具を用意しておきましょう。
解体前に写真を撮る
ベッドを解体する前に、スマートフォンで写真を撮っておきましょう。特に、複雑な接続部分は詳細に撮影しておくと、再組み立ての際に役立ちます。
写真は複数の角度から撮影し、細部が分かるようにしておくと安心です。
広いスペースで作業する
ベッドを解体する場所は、できるだけ広く確保するのがポイントです。狭いスペースで作業すると動きづらく、壁や床を傷つける恐れがあります。
もし広い場所が確保できない場合は、床や壁を布団や毛布で保護しておきましょう。
引越しの際にベッドをスムーズに運ぶ方法
引越しの際にベッドをスムーズに運ぶために、以下の3点を徹底しましょう。
<引越しの際にベッドをスムーズに運ぶ方法>
- 新居で部屋の寸法を測っておく
- ベッドを運んでもらえるプランを選ぶ
- 解体・組み立ては引越し会社に任せる
それぞれのポイントをわかりやすく解説します。
新居で部屋の寸法を測っておく
新居でベッドを設置したい部屋の寸法をあらかじめ測っておきましょう。参考までに、ベッドのサイズごとの大きさを表にまとめました。
【標準的なベッドサイズ一覧表】
規格 | 長さ | 幅 |
シングル | 195~200cm | 100cm |
セミダブル | 120cm | |
ダブル | 140cm | |
クイーン | 160cm | |
キング | 180cm |
上記サイズのベッド・マットレスが、物理的に設置可能かどうかを調べるのは必須です。また、同じ部屋に椅子やソファー、デスクなどを設置する予定があるなら、ベッドを設置したうえで他の家具を配置できるかどうかも確認しましょう。
ベッドを運んでもらえるプランを選ぶ
プランによってはベッドを運んでもらえない場合があります。たとえば「単身者向けプラン」は利用できる区画が小さく、マットレスが収まりきらない場合があるため注意しましょう。プラン内容の確認を行い、確実にベッドの運搬に対応できるプランの選択をおすすめします。
解体・組み立ては引越し会社に任せる
ベッドの解体・組み立ては引越し会社にすべて任せましょう。これらの作業を自分で行うと、解体途中でケガをしたり、ベッドを壊したりする恐れがあります。また、組み立てに時間がかかってしまい、引越し当日の荷解きが思うように進まないケースもあるでしょう。
引越しの際にベッドに解体・運搬・組み立てを依頼する費用
引越し会社にベッド・マットレスの運搬と解体・組み立てを依頼する費用の相場は、以下のとおりです。
【ベッドの引越しの料金相場】
単身向けパック | 20,000~30,000円 |
---|---|
単身向けプラン | 30,000~50,000円 |
ファミリー向けプラン | 60,000~100,000円 |
ベッドのみ | 15,000~20,000円 |
単身向けパックやベッドのみの場合は依頼する日時と移動距離、その他プランの場合は移動距離と運搬する荷物の量によって料金が変動します。また、これらはあくまでも通常料金の相場であり、クレーンなどの特殊作業は別料金となるため注意が必要です。
引越し前にベッドを処分する方法
新居にベッドやマットレスを持っていくのが難しいと感じた場合は、以下の方法で処分しましょう。
<引越し前にベッドを処分する方法>
- 粗大ごみ・大型ごみとして出す
- 引越し業者に引き取ってもらう
- 不用品として回収してもらう
- 新しいベッドを買う際に引き取ってもらう
それぞれの方法について詳しく解説します。
粗大ごみ・大型ごみとして出す
粗大ごみ・大型ごみとして処分するのがもっとも一般的な方法です。ベッドとマットレスは別物として扱われるため、それぞれ処分費用がかかる点に注意しましょう。費用と回収方法は自治体により異なりますが、1点あたり1,000円前後が目安となります。
引越し会社に引き取ってもらう
引越し会社が不用品回収に対応している場合には、ベッドやマットレスを引き取ってもらえる可能性があります。まずは不用品回収が可能かどうかを見積もりの際に確認し、可能な場合はどれくらい費用がかかるかを聞いておきましょう。費用がわかったら、後述する不用品回収業者と料金を比較することをおすすめします。
不用品として回収してもらう
不用品回収業者を利用する方法もあります。粗大ごみと比べるとやや高額な料金がかかるケースが多いですが、自宅まで回収に来てくれる点がメリットです。粗大ごみとして出す場合、基本的には集積所まで自分でベッドやマットレスを運ぶ必要があるため、手間を省きたい方におすすめです。
新しいベッドを買う際に引き取ってもらう
ベッドを購入するときには、販売店に古いベッドを引き取ってもらえる場合があります。販売店によっては下取りに応じてくれるケースもあり、大幅な割引を受けられる可能性もあるでしょう。また新しいベッドを新居に配送してもらえれば、引越しの荷物を減らせます。
まとめ
引越しでベッドやマットレスを運搬する際は、解体できるか、運搬経路を確保できるかどうかを確認しましょう。スムーズな運搬が難しい場合は、思い切って引越し前に処分するのもおすすめです。
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