ラク越コラム
引越し当日に雨が降ったらどうする?注意点や段ボール・家具の防水対策を解説
2023年5月24日
荷造りも終えて迎えた引越しの当日が、雨模様になる場合もあります。しかし、日時などの都合から雨でも引越しを行うケースがほとんどですが、雨の日に引越しする場合にはどのような対策は必要なのでしょうか。本記事では、荷造りの段階から知っておきたい防水対策を詳しくご紹介します。
引越し当日に雨が降ったらどうする?
引越し当日に雨が降った場合でも、当日キャンセルは基本的にできません。ただし、作業に支障が出るほどの荒天時には無償で引越しを延期できる場合もあります。
当日のキャンセルは基本的にできない
引越し当日に雨が降ったとしても、雨を理由とする当日キャンセルはできません。なぜなら大半の引越し会社は国が定めた「標準引越運送約款」にのっとって営業しており、当該約款には雨天を理由にしたキャンセルが認められる旨の記述がないからです。
どうしても引越しを当日キャンセルしたい場合は、当該約款が定める「料金の50%以内の解約手数料」を支払わなければなりません。しかし人件費などの経費を含めると、キャンセルする場合でも引越し料金のほぼ同額が請求される場合もあるため注意しましょう。
引越し作業に支障が出る場合は延期になることもある
以下のような事例では、引越し会社の判断によって引越しが延期になるケースもあります。
<引越しが延期になる事例>
- 地震や津波などの災害が発生した場合
- 近隣で洪水が発生している場合
- 作業に支障が出るほどの豪雨に見舞われている場合
以上の場合には、引越し会社にキャンセル料や違約金を支払う必要はありません。
引越しの日に雨になるのは縁起が良い?
引越しの日に雨が降ることを「縁起が良い」と捉えて、喜ぶ人もいます。なぜなら「過去にあった悪いことを洗い流してくれる」「幸せが新居に流れ込む」と解釈しているからです。
引越しでの雨対策はどうする?
引越しでの雨対策は、主に以下の2パターンです。
<引越しでの雨対策>
- 引越し会社で対応してくれる雨対策
- 自分でしておくべき雨対策
それぞれについてわかりやすく解説します。
引越し会社で対応してくれる雨対策
引越し会社で対応してくれる雨対策は、以下のとおりです。
【引越し会社で対応してくれる雨対策】
大型家電 | ・専用の梱包素材を使うなどの対策 |
---|---|
大型家具 | ・ジャバラやエアパッキンを使った梱包 ・マットレスなど寝具への完全防水による梱包 |
小型家電 | ・エアパッキンやクッションを使った梱包 |
段ボール類 | ・水滴を拭き取るなどの対策 |
引越し会社やプランによりますが、基本的には別料金なしで対応してくれます。
自分でしておくべき雨対策
自分でしておくべき雨対策は、以下の4つです。
<自分でしておくべき雨対策>
- 段ボールの雨対策
- 家具・家電の雨対策
- 本の雨対策
- 雨対策で用意しておきたいアイテム
それぞれのポイントをわかりやすく解説します。
段ボールの雨対策
荷造りを終えた段ボールが濡れてしまうと、中身に水濡れの被害が出たり、段ボールの底が抜けて破損したりするといったトラブルが起こります。そのため段ボールの外からビニール袋を被せて、雨がかからないように対策しましょう。また「ストレッチフィルム」というラップのようなアイテムを段ボールに巻き付ける方法もおすすめです。
家具・家電の雨対策
雨に濡れると、家具に使われている木材やレザー素材のシミなどの原因になってしまい、家電では故障の原因になります。そのため、小型の家具・家電は段ボールなどで梱包し、その上からビニール袋を被せて対策しておきましょう。大型の家具・家電は、事前に引越し会社に相談して対応してもらうことをおすすめします。
本の雨対策
本はプラスチック製のケースなどで保護してから、段ボールに梱包すると水濡れを防ぎやすくなります。雑誌などの場合は新聞紙やタオルで包んだりすると、万が一段ボールが濡れたとしても内部への浸水を防げるでしょう。
雨対策で用意しておきたいアイテム
雨対策で用意しておくと便利なアイテムは以下のとおりです。
【必要なアイテムと役割】
アイテム | 役割 |
---|---|
エアーキャップ | 浸水させたくない荷物を包む |
ビニール袋 | 段ボールなどを覆う |
養生テープ | 段ボールを補強する |
タオル類 | 運送中などに水分を拭き取る |
防カビ剤 | 湿気によるカビの発生を防ぐ |
それぞれ必要に応じて準備しましょう。
雨の日に引越しする場合の注意点
雨の日に補強する場合の注意点を5つご紹介します。
<雨の日に引越しする場合の注意点>
- 雨で作業内容が変更になるか確認する
- 作業が中断・延期になった場合の対応を確認する
- 万が一濡れてしまった場合の対処法を知っておく
- 搬入が終わったら早めに荷解きをする
- 畳やカーペットの上に荷物を置かない
それぞれのポイントを詳しく解説します。
雨で作業内容が変更になるか確認する
引越し当日に雨が降った場合に受けられる対策は、利用する引越し会社によって異なります。そのため雨の場合には荷物の運送方法や利用者が用意すべきものが変わるのかなど、作業の変更点をあらかじめ確認しておきましょう。
作業が中断・延期になった場合の対応を確認する
雨などの影響により作業が中断・延期になった場合、引越し会社からどんな対応を受けられるのかも確認しておきましょう。引越し料金の支払いはどうなるのか、代替日の予約を優先的に取れるのかといった点を把握しておいた方が万が一の際も安心です。
万が一濡れてしまった場合の対処法を知っておく
引越し作業中に荷物が濡れてしまった場合、原則として引越し会社の過失が認められなければ補償を受けられません。過失の有無はその場でしか判断できないため、すぐに荷解きして荷物の状態を確認しましょう。
搬入が終わったら早めに荷解きをする
荷物の搬入後はできるだけ早く荷解きして、水濡れの有無を確認しましょう。引越し会社に過失がある場合は補償を受けられる可能性があります。補償が受けられない場合でも、水濡れの被害を早めに把握すればその後の対応をスピーディに進めやすくなるでしょう。
畳やカーペットの上に荷物を置かない
畳やカーペットの上に濡れた荷物を置くと、水分が染み込んで設備を傷めてしまう場合があります。そのため荷物はできる限り水気を取っておき、フローリングを養生するなどして荷物置き場を用意してから搬入しましょう。
まとめ
雨を理由に引越しを当日キャンセルすることは基本的にできません。引越し会社でも雨対策をしてくれますが、より安全に荷物を新居へ運ぶために自分でも雨対策用の梱包を行うことをおすすめします。
引越革命のトラックは壁面カーペット張り・ラッシングベルト固定の専門車両なので雨の日の走行でも荷物が動いたり、家財を傷めることはありません。
また「ナビ」×「GPS」×「車載機」と最新鋭の運行管理を行って運送・搬入にも細心の注意を払い、事前に運送規約・約款も丁寧にご説明いたしますので、安心して弊社にご依頼ください。