ラク越コラム
依頼者はどう過ごすのが正解?|戸惑いがちな引っ越し作業中の過ごし方を徹底解説
2023年6月23日
引っ越しを業者が作業している間、どう過ごしたらよいのか戸惑ったことはありませんか?
この記事では「気まずい微妙な空気」を感じなくてすむように、依頼者の過ごし方について解説しています。
引っ越しの前日までにやっておくこと
引っ越しが決まったら、当日にバタバタしないように引っ越し当日までに済ませておいたほうが良いことがあります。
引っ越し当日に使用しないものから荷造りする
当然ながら引っ越しの当日までに使用しないものは荷造りしておく必要があります。
引っ越しの前日や当日に使わないと思われるものから、少しずつ荷造りを進めておきましょう。
前日までに9割の荷造りが完了していれば、引っ越し当日もバタバタと慌てずにいられます。
荷造りする前はたくさんあると思っていても、想定よりも荷物が多かったり、かさばったりと段ボールが足りなくなることもあります。
前日までに荷造りを進めておくことで事前に対策を立てることができます。
荷物のリストとやることリストを作成する
何を入れたのかがすぐ分かるように段ボールに「入れたもの」「どの部屋のもの」等を記載しておくことはもちろん、荷造りを終えた荷物のリストを「洋服×箱数」「食器類×箱数」と「何の荷物が何箱あるのか」というリストも作成しておくと便利です。
荷物の積み忘れや搬入漏れもチェックできるので、確認作業がスムーズにできますし、引っ越し業者と共有すればお互いに把握しやすいでしょう。
新居で使用しないものを処分
新居で使用しない物の処分も引っ越し当日に行うのは難しいです。
引っ越しが決まったら、前日までに使用しないものは少しずつ整理や処分を進めていきましょう。
軽く掃除をしておく
賃貸の住居から引っ越す場合は基本的に原状回復なので、明け渡し前に掃除しておく必要があります。
掃除は明け渡し前なら引っ越した後でも大丈夫ですが、後日掃除のために訪れるよりも当日までに軽く掃除をしておくと後々の負担を軽くすることができます。
新居ですぐに使うものをまとめておく
段ボールに何を入れたのか書いて荷造りしていても、たくさんの段ボールの中から新居ですぐに使うものを取り出すのは大変です。
新居で当日にすぐに使いたいものや必要になるものをリストアップして、専用にまとめて荷造りしておくと便利です。
当日引っ越し業者に伝えること
管理事務所を伝える
管理事務所や管理人がいるなど作業に手続きが必要な場合は、まずは管理事務所や管理人に挨拶しておくと作業がスムーズに進められるでしょう。
引っ越し作業中の駐車位置を伝える
当日は引っ越し業者のトラックを作業中~搬出まで短くても30分程度は駐車しておくことになります。
近隣住民の邪魔にならないように配慮した場所に停める必要があります。
駐車する位置が悪いと「車の出入りができない」「ゴミ出しができない」といったように迷惑をかけてしまいかねません。
トラブルを避け、スムーズに引っ越しを進めるためにも近隣住民の生活を妨げることがなく、加えて引っ越し業者も作業がしやすい停車位置を案内できるように準備しておきましょう。
運搬する荷物を伝える
引っ越し業者に運んでもらう荷物は搬出しやすいように、ある程度まとめておくとスムーズに作業が進みます。
事前の見積りにはなかった荷物が増えた場合も必ず伝えましょう。
荷物によっては追加料金が発生するかもしれませんが、少量の場合や積み荷にゆとりがある場合であればサービスの範囲になる可能性もあります。
引っ越し当日のだいたいの流れ
引っ越し当日のおおまかな流れは以下の通りです。
距離や事情によって多少異なりますが参考にしてみてください。
- 起床
- 荷造り
- 近隣への挨拶
- 引っ越し業者の到着
- 搬出作業と清掃
- 新居へ移動
- 搬入作業
- 荷解きと片付け
引っ越し業者が到着すると慌ただしく、荷物の搬出で騒がしくもなるため、近隣への挨拶は引っ越し業者の到着時間の前に済ませておくようにしましょう。
引っ越し業者の作業時間の目安
引っ越し作業にかかる時間は全体で平均4時間程度といわれています。
単身か家族かによっても変わってきますが、荷物の搬出と搬入に60~150分、それに加えて移動にかかる時間です。
荷物が少なく、移動距離も短い単身者の場合と家族4人で荷物の量も多く、移動距離も長い引っ越しの場合とでは所要時間は大きく変わってきますが、家族で荷物が多い場合でも荷物の搬出・搬入は長くても150分で作業は完了します。
移動距離は、同じ市町村であれば30分程度ですが、県内では90分、近隣の都道府県で200kmいないなら約3時間程度、200kmを超える引っ越しの場合は翌日になる可能性があります。
引っ越し業者の作業中はどこにいるべき?
引っ越しの当日、引っ越し業者が作業している間、依頼者はどこにいれば作業の邪魔にならないのかについて解説します。
引っ越し作業員の近くに控えておく
基本的には引っ越し業者の作業員の「そばにいる」ことが前提になります。
なぜなら、引っ越し業者が作業している際、依頼人は「指示をしたり」「質問に答えたり」「作業に不具合がないかを確認したり」といった役割があるからです。
例えば、冷蔵庫やタンスといった大きな家具などは位置や向きは一度設置すると再び移動させるのは、時間も労力も余計にかかってしまうため、できるだけ運び込んだタイミングで一度にすませたいものです。
そのため、作業員の「目に入る範囲」や「声のかけやすい範囲」などの近くにいる必要があります。
待機場所はキッチンorリビング
家の中のどこで待機しているのがベストかというと、キッチンかリビングで待機しているのがおすすめです。
なぜなら、キッチンやリビングの家具は大型のものが多く、旧居の搬出の際には最後に運び出され、新居では先に運び出されて設置することが多いからです。
また、キッチンは引っ越し作業の邪魔になりにくい場所でもあり、リビングは家の中心部なので、作業員の導線を把握しやすいため近くにいきやすい場所です。
引っ越し業者の作業中は何をしているのがいい?
引っ越し業者が作業をしている間、依頼者は何をしているのが良いかについて解説します。
引っ越し業者の作業を見守る
引っ越し業者が作業をしている間は、作業を見守っていると安心です。
作業の不具合や要望などもその場で伝えることができますし、作業員も依頼者が見ているので丁寧な作業を心がけて行ってくれるでしょう。
手が空いて、特にすることがないなら作業しているところをチェックするのがおすすめですが、あからさまに監視している雰囲気で見ていると作業員も緊張や気まずさが出てしまうので、さりげなく見守りながら観察するのがポイントです。
「暇つぶし」して過ごすもの意外とOK
作業を見守りつつ観察するのも大切ですが、ジッと見ているわけにもいきません。
指示したり、位置を確認したりと必要な場面もありますが、時間を持て余すこともあります。
スマホをいじったり、動画や読書をしたりと好きなことをしながら「暇つぶし」をしていても大丈夫です。
家具や荷物のチェック
時間や気持ちにゆとりがあれば、荷物の積み下ろしもチェックしてみましょう。
手荒く扱うことはなくても、依頼人の目が届いていない場所では作業員が手を抜いたり、多少雑に扱ったりする可能性も無きにしもあらずですので、時おり顔を出して作業員に緊張感を与えると効果的です。
また、設置や運びこみの終わった家具や荷物があるべき場所に置いてあるか、破損はないか、向きや位置は希望にあっているか等も確認しておきましょう。
万が一、部屋や荷物に傷や破損があった場合はその場で認識を合わせておいた方が補償などが発生した際にスムーズに話を進めることができます。
作業を終えた場所の掃除
引っ越し業者が作業を終えた場所の掃除を進めておくのもおすすめです。
荷物の搬出が終わって引っ越し業者が新居へと出発した後、依頼者は自分で新居に移動する必要があるため、搬出後の掃除に費やせる時間には限りがあります。
業者が作業を終えた場所から掃除を始めていけば、その分時間短縮になります。
引っ越し業者が作業中のNG行動はどんなこと?
引っ越し業者が作業をしているときに避けた方がよいNG行動について解説します。
外出は基本的にしない
引っ越し業者がすべての作業を行ってくれる場合でも、作業員が依頼者に確認したり、質問したりすることは細々と発生するのが引っ越しです。
家具の位置や向きなど、引っ越し業者が決めることができないことがあるため、依頼者が不在だとその分作業が停滞してしまいます。
搬入や設置など作業にはある程度の時間を要しますが、外出は極力避けましょう。
どうしても外出が必要な場合は数分程度にし、必ず作業員に声をかけて「どこへ、どのくらいの時間行き、何分に戻ってくる」など、明確に場所と戻り時間を伝えるようにします。
子どもやペットが作業の邪魔にならないようにフォローする
子どもやペットがいる場合、引っ越し業者の作業の邪魔にならないように注意しましょう。
特に荷物の積み下ろしや運んでいる場面など、子どもにとって興味や好奇心を抱きやすいことが考えられますが、思わぬケガを招きかねません。
またペットも引っ越しで環境が変わったり、見知らぬ作業員が出入りしたりすることで興奮してしまい、作業員に攻撃的な行動をとってしまうかもしれません。
引っ越し作業をおこなう
引っ越し業者が作業している際に一緒になって作業を行うのはやめておきましょう。
引っ越し業者はプロなので、引っ越しの作業手順や荷物の運び方や積み方にもコツ等、素人にはわからないことがあります。
作業をヘタに手伝ってしまうとかえって邪魔になり、現場を混乱させることになりかねませんし、思わぬケガをするかもしれません。
基本的には作業全般を引っ越し業者の作業員にお任せし、依頼人は「指示」や「質問の回答」がすぐにできるように「待機」するスタンスでいましょう。
引っ越し業者への差し入れは必要?
引っ越し業者に作業をしてもらう際に「差し入れ」を準備する必要があるのか気になる方も多いですが、結論から言うと「差し入れ」は必要ありません。
なぜなら、引っ越し業者はその作業そのものが代金の発生している「仕事」だからです。
差し入れがなくても関係なく仕事は行ってくれますが、差し入れは「してはいけない」わけではないので、コミュニケーションの一環や心づけとして渡すのは問題ありません。
差し入れするなら「ペットボトルの飲み物」がベター
お礼の気持ちも兼ねて「差し入れ」を渡すのであれば、負担にならず邪魔にならないものが良いでしょう。
ペットボトルの飲み物であれば、好きなタイミングで飲める上に持ち運びも便利なのでおすすめです。
特に水分補給が大切な夏場や空気の乾燥する冬場などの飲み物はとても重宝するでしょう。
気を遣いすぎずに気楽な気持ちで
引っ越し当日の依頼者の過ごし方についてわかりやすく解説しました。
本記事で紹介した内容を参考にしつつも引っ越し業者に気を遣い過ぎずに気楽な気持ちで引っ越しに臨んでください。
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