ラク越コラム
引越しで家電はどうする?買い替え時期・梱包方法・新生活向けリスト
2023年12月7日
引越しを控えている人の中には、新しい住居に合わせて家電を買い替えるか、いままで使っていた家電を持っていくか悩んでいる人もいるでしょう。
この記事では、引越しに合わせて家電買い替えを検討するポイントや家電を持っていく際に知っておきたい注意点を解説しています。
新生活をする人向けに、必要な家電リストも紹介しているので、「引越しで家電をどうしよう」と悩んでいる人は、この記事を引越しに役立ててください。
引越しをする際に家電はどうする?
引越しをする際、これまで使っていた家電を新居に持っていく場合と、新たに家電を購入する場合、2つのケースが考えられます。
「家電をそのまま持っていくか、購入するか悩んでいる」という人は、この章で紹介しているメリット・デメリットを比較して、自分にとってメリットが大きい方を選びましょう。
新居に家電をそのまま持っていく
新居に家電をそのまま持っていく場合、どの家電を購入するか検討する時間や購入費用を引越しに充てられます。
家電を購入しないかわりに、初期費用が少し高い家への引越しも視野に入れられるでしょう。
しかし、引越し先に家電を持っていく場合、運搬の際に破損する可能性があるため、しっかり梱包しなくてはいけません。
家電を持っていく | |
---|---|
メリット | どの家電を購入するか検討しなくていい 購入費用がかからない 使い慣れた家電を新居でそのまま使用できる |
デメリット | 運搬のために梱包する必要がある 部屋の広さや雰囲気に合わない可能性がある 運搬によって家電が破損する可能性がある |
新しく家電を購入する
新しく家電を購入する場合、新居に合わせた最適な家電を揃えられます。
とくに、エアコンや空気清浄機などの空調家電、テレビは、部屋の大きさによって必要なサイズが変わるため、新居に合わせた家電を用意できるのは大きなメリットといえるでしょう。
しかし、新しい家電を購入する場合、これまで使用していた家電を運搬する費用よりも、購入費用が高くなるケースが多いです。
新しく購入する | |
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メリット | 新居に合わせた家電を用意できる 電気代の削減につながる 運搬のために梱包する必要がない |
デメリット | 家電購入費用がかかる これまで使っていた家電の処分を手配しなくてはいけない 慣れるまで不便に感じる可能性がある |
家電の運搬にかかる費用相場
単身世帯の人が、引越し業者に引越しを丸ごと依頼する場合にかかる費用相場は、春先などの繁忙期で4万円~6万円、それ以外の時期は3万円~5万円です。
引越しをする人の中には、「引越しはお金がかかるから、自分で引越し作業をしたい」、「家電だけ引越し業者に依頼したい」という人もいるでしょう。
そこで、自分で運搬する場合にかかる費用と引越し業者に家電を運搬してもらう際にかかる費用相場を紹介します。
自分で運搬する
自分で家電を運搬する場合は、大型家電を乗せられる車や、人手を確保しなくてはいけません。
例として、軽トラックを1日レンタルして、友人に手伝ってもらって作業する場合にかかる費用を表にまとめています。
自分で運搬すると、引越し業者に依頼するよりも安くすみますが、大型家電や大型家具を素人が運搬すると、破損や事故、道路交通法違反などのリスクが大きいため、おすすめできません。
費用相場 | |
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軽トラック1日レンタル | 8,000円 |
梱包資材 | 4,000円 |
友人へ謝礼・食事代 | 10,000円 |
合計 | 22,000円+交通費(ガソリン・高速道路代) |
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引越し業者に運搬を依頼する
引越し費用を抑えるために、自力で引越し作業をしようと考える人もいますが、先ほどお伝えしたように、大型家電を自分で運ぶのはリスクが大きいため、おすすめできません。
そこでおすすめなのが、大型家電のみを引越し業者に依頼する方法です。
ここでは、引越し業者に運搬を依頼した際にかかる費用を、家電別に紹介します。
冷蔵庫
冷蔵庫を引越し業者に運搬依頼する場合にかかる費用は、単身者向けの冷蔵庫で7,500円~8,500円、大型冷蔵庫の場合、16,500円~20,000円程度です。
冷蔵庫が大きくなるほど費用が高くなるため、大きい冷蔵庫を使用している人は、単身パックや家電のみを運搬するセットプランをチェックしてみてください。
テレビ
テレビの運搬のみを引越し業者に依頼する場合は、32インチのテレビで3,000円~4,000円、43インチのテレビで4,500円~5,500円程度かかります。
テレビはぶつけたり落としたりすると、画面が割れてしまう可能性が高いので、引越し業者に任せるのがおすすめです。
洗濯機
洗濯機のみを引越し業者に運搬してもらう際にかかる費用相場は、7,500円~9,000円程度です。
洗濯機も大きくなるほど費用が高くなりますが、全自動式・ドラム式での費用差は発生しません。
家電はどこまで梱包する?
引越しの際に悩むのが、梱包ではないでしょうか。
引越し業者には、引越し作業をすべて委託できるプランがありますが、引越し費用を削減したい人は、自分で梱包しなくてはいけません。
そこで、家電はどこまで梱包しなくてはいけないのか、梱包の方法まで解説します。
大型家電
洗濯機や冷蔵庫のように、段ボールに入らない大型家電は、引越し業者に梱包をお願いしましょう。
引越し業者に依頼すると、厚手の毛布や気泡緩衝材を使って、家電に傷が付かないよう梱包してくれます。
引越し業者に頼まず、自分で運搬する場合は、まず毛布や気泡緩衝材で家電を保護した後に、巻き段ボールで家電を覆い、テープで外れないよう固定しましょう。
小型家電
炊飯器やパソコン、プリンターなどの段ボールに入る小型家電は、自分で梱包する必要があります。
まず、段ボールに緩衝材や新聞紙を敷き詰め、家電を入れましょう。
さらに、段ボールと家電の隙間に緩衝材や新聞紙を詰め込み、家電が段ボールの中で動かないように固定して、段ボールに封をしてください。
引越しで家電を持っていく際の注意点
引越しで家電を運搬する際は、いくつか注意点があります。
これから紹介するポイントを抑えておくことで、運搬トラブルが軽減できるでしょう。
破損を防ぐために必ず梱包する
家電を引越し業者に運搬してもらう際には、必ず緩衝材や新聞紙を使用して段ボールに入れましょう。
緩衝材や新聞紙には、家電を固定し、衝撃から守る役割があります。
とくに、壊れやすい照明器具やレンジは、外部からの衝撃に備える梱包をして運搬してもらうことで、破損トラブルの予防が可能です。
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冷蔵庫は霜取りや水抜きを行っておく
冷蔵庫を運搬する際は、前日までに冷蔵庫の霜取りや水抜きを行う必要があります。
冷蔵庫の霜取りや水抜きをせず運搬すると、ほかの荷物が濡れてしまったり、新居を汚したりする可能性が高いです。
冷蔵庫の霜取りや水抜きの手順は、以下を参考にしてください。
- 製氷機に残った氷や給水タンクに残った水を捨てる
- 運搬の24時間前に冷蔵庫の電源を切る
- 蒸発皿・排水口の水を取り除く
洗濯機は水抜きを行っておく
洗濯機も、運搬前日までに水抜きします。
水抜きをする際は、給水・排水ホースから水がこぼれる可能性があるので、周囲に物を置かず、タオルを用意しておきましょう。
洗濯機の水抜き手順は、以下を参考にしてください。
- 給水蛇口を閉める
- 標準コースで洗濯機を1分~2分程度動かす
- 給水ホースを蛇口から外す
- 脱水コースで洗濯機を回して、洗濯機内に残った水を排出する
- 排水ホースを排水口から取り外す
エアコン工事の有無を確認しておく
エアコンの取り外しや取り付けは、専門知識が必要なので、業者に依頼しなくてはいけません。
引越し業者がエアコンの取り外しや、新居での取り付け工事に対応可能か確認しておきましょう。
引越し業者がエアコン工事に対応していない場合、専門業者に依頼する必要があります。
新居に搬送可能か確認する
家電のサイズが大きい場合、新居のドアを通れない場合があります。
事前に家電のサイズと新居のドアの大きさを測り、搬送可能か確認しておきましょう。
パソコンのバックアップを取っておく
運搬時の衝撃により、パソコンが故障したり、データが損失したりする可能性があります。
パソコンを引越し業者に運搬してもらう際は、事前にバックアップを取っておくのがおすすめです。
大切なデータは、クラウドと外部メモリの両方に保存しておきましょう。
自分で運搬する場合は積み重ね方や運搬方法に気をつける
自分で家電を運搬する場合は、家電の積み重ね方や運搬方法に気をつけましょう。
家電を重いものの下や不安定な場所に置いてしまうと、故障の原因になります。
また、運搬時にドアやエレベーターや壁紙にぶつけてしまわないよう、搬送経路を養生することも大切です。
家電買い替えを考えるタイミング
引越しに合わせて、家電の買い替えを検討する人も多いですよね。
しかし、「まだ使えているから、本当に買い替えが必要か悩んでいる」という人もいるでしょう。
下記の買い替えを検討するポイントに当てはまる人は、新居に合わせた家電を買い替えるのがおすすめです。
- 7年以上使用している
- 動きが不安定
- 部屋がこれまでより多くなる(エアコン・暖房器具・加湿器・空気清浄機など)
- 洗濯槽のサイズが小さくなる(洗濯機)
新生活に必要な家電リスト
「新生活で引越しが必要になり、家電を購入しなくてはいけない」という人もいるでしょう。
そこで、新生活に必要な家電をリストアップして紹介します。
重要度の高いものから順に記載しているので、予算に余裕がない人は、上から順に購入していきましょう。
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- 炊飯器
- 電子レンジ
- 照明
- 電気ケトル
- 掃除機
- ドライヤー
- 暖房器具
- 加湿器
- サーキュレーター
引越しに合わせて家電を購入する際の注意点
引越しに合わせて家電を購入する際は、これから紹介する注意点を確認しておきましょう。
事前に気をつけるポイントが分かれば、スムーズに引越し作業を進められます。
引越し先に配送可能か確認する
引越しに合わせて家電を購入する際は、引越し先に家電を配送できるか確認することが大切です。
お店によっては、遠隔地や離島への輸送ができない場合があるので注意しましょう。
引越後すぐ使う家電は引越しに合わせて配送してもらう
引越後すぐに使用する家電は、引越し日に合わせて配送してもらえるよう手配しましょう。
引越直前になると、希望日に配送してもらえない可能性があります。
引越し日に合わせて配送してもらうためには、3ヶ月~2ヶ月前までに家電を購入して、配送手続きをしておくのがおすすめです。
引越し費用を考慮する
引越しには多くの費用がかかるため、引越し費用を考慮せずに家電を購入すると、支払いができなくなってしまう可能性があります。
引越しに合わせて家電を購入する際は、無理のない予算組みをして、家電を購入することが大切です。
古い家電は処分する必要がある
新しく家電を購入する場合、古い家電は処分しなくてはいけません。
小型家電の処分方法は、自治体によって異なるので、お住まいの自治体ホームページで処分方法を確認しましょう。
エアコン・テレビ・洗濯機・冷蔵庫は、家電リサイクル法で処分方法が定められているため、下記方法で処分する必要があります。
- 廃品回収業者に依頼する
- リサイクルショップで買い取ってもらう
- 引越し業者の不用品引き取りを利用する
- 家電量販店で引き取ってもらう
- 指定引取り場所にもっていく
- 自治体委託業者に引き取ってもらう
廃品回収業者に依頼する
エアコン・テレビ・洗濯機・冷蔵庫は、廃品回収業者に回収を依頼できます。
ただし、一般廃棄物処理業の許可業者や自治体委託業者でなければ、家庭用家電の引き取りは行えません。
上記業者以外に家電を引き渡すと、不法投棄や料金トラブルに発展する可能性があります。
リサイクルショップで買い取ってもらう
「まだ使える家電を買い替えるのは気が引ける」という人は、リサイクルショップで家電を買い取ってもらうのがおすすめです。
本来処分にお金のかかる家電を買い取ってもらうことで、引越し費用に充てられます。
ただし、家電は消耗品なので、製造から5年が経過している場合は、故障のリスクから買取を拒否されることも少なくありません。
引越し業者の不用品引き取りを利用する
一部の引越し業者では、不用品の引き取りを実施しています。
家電の引き取りを行っている引越し業者に引越しを依頼すれば、あらたに業者に連絡する必要もありません。
家電量販店で引き取ってもらう
家電量販店では、家電の販売だけでなく、引き取りにも対応しています。
新しい家電を購入したお店で家電を引き取ってもらうと、下取りキャンペーンや無料引き取りキャンペーンを利用できる可能性もあるので、チェックしてみましょう。
ただし、家電の引き取り場所と配送場所が別の場合は、運送費用が2倍かかります。
指定引取り場所にもっていく
家電リサイクルの指定引取り場所にもって行くと、リサイクル料金のみで家電が処分できます。
通常は、リサイクル料金に加え、運搬費用や出張費用がかかるので、少しでも処分費用を安くしたい人におすすめです。
自治体委託業者に引き取ってもらう
エアコン・テレビ・洗濯機・冷蔵庫の家電4品目は、自治体での回収は行いません。
そのかわり、自治体委託業者に引き取ってもらうことが可能です。
自治体委託業者は、各自治体のホームページで確認してください。
引越しの際は引越し業者に家電を運搬してもらうのがおすすめ
当記事では、引越しの際の家電の取り扱いについて紹介しました。
自分で大型家電を運搬するのは、事故や破損などのトラブルリスクが非常に高いためおすすめできません。
大型家電を転居先に運搬する際は、引越し業者に依頼して、スムーズで安全な引越しを行いましょう。
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