ラク越コラム
引っ越ししない方がいい時期って?初期費用を抑えるおすすめ節約術
2024年3月22日
「引っ越し費用が高くなるから、入学や就職、転勤以外での春先の引っ越しはおすすめしない」という話はよく聞きますが、それ以外にも、引っ越しをしない方がいいといわれる時期があります。
引っ越しを検討している人にとって、引越しをしない方がいい時期や理由が気になるのではないでしょうか。
この記事では、引っ越しをしない方がいい時期・おすすめな時期・引っ越し費用を抑えるポイントを解説しているので、近いうちに引っ越しをしたいと思っている人は、ぜひチェックしてみてください。
引っ越しをしない方がいい時期があるって本当?
引っ越しをする時期によって、引っ越し費用や引っ越しの大変さが変わってきます。
そのため、引っ越しをするなら、適した時期に引っ越しを実行するのがおすすめです。
この章では、引っ越しにおすすめできない時期・引っ越しに適した時期・物件探しにおすすめな時期と、引っ越しの目的別おすすめ時期を紹介します。
引っ越しを避けた方がいいといわれる時期
引っ越しを避けた方がいいといわれる時期は、大まかにわけて4回あります。
それぞれ、避けた方がいいといわれる理由が異なるため、それぞれの時期と理由について解説します。
1月・5月・9月
縁起のいい日取りに引っ越しをしたいと考えている人には、1月・5月・9月に引っ越しをするのはおすすめできません。
昔の日本では、1月・5月・9月は忌み月とされていて、結婚などの祝いごとは避け、災厄を落とすために神社を参拝する習慣があり、これらの月に神社を参拝することを正五九参りといっていました。
現在でも、日本全国にこの考え方が残っており、引っ越しも避けた方がいいといわれるようになったようです。
3月・4月
通常、単身者の引っ越しにかかる費用は3万円~5万円といわれていますが、3月や4月の繁忙期には、4万円~6万円まで値段が上がります。
3月や4月は、転勤や入学、入社によって、人の移動が激しくなる時期なので、引っ越し費用が高くなるため、明確な理由がない限り、引っ越しを避けた方がいい時期といえるでしょう。
梅雨
梅雨の時期は雨が多いため、引っ越し時期としておすすめできません。
荷物の運搬の際に雨が降っていると、雨によって家電が壊れたり、足元が悪くスムーズな運搬が行えなかったりする可能性があります。
この時期に引っ越しをする場合は、家財道具をビニールで覆ったり、段ボールをガムテープで補強したりして、荷物が雨に濡れないような対策を取っておきましょう。
冬
冬は引っ越し業者の閑散期に当たるため、引っ越し費用を抑える面では有利に働きますが、寒さや天候の心配があるため、引っ越し時期としてはおすすめできません。
万が一引っ越し当日に雪が降ってしまうと、雨の日以上に足場が悪くなり、大きな家具や家電の運搬に危険が伴います。
また、雪に濡れたことで家電が破損してしまう可能性があるため、特に雪の多い地域では、冬の引っ越しは避けたほうがいいでしょう。
引っ越しにおすすめといわれる時期
引っ越しをするなら、3月~4月の繁忙期を避けた時期がいいといわれますが、その中でも特におすすめな時期があります。
ここからは、引っ越しがおすすめといわれている時期と理由を解説するので、引っ越しの日取りを検討する際は参考にしてください。
5月~1月
一般的に、5月~1月は引っ越し業者の閑散期に当たるため、引っ越し費用を安く抑えられる、引っ越しに最適な時期です。
転勤や入学、入社のための引っ越しでなければ、この時期に引っ越しの日取りを決めるといいでしょう。
ただし、9月~10月は、秋の辞令によって少なからず人の移動が活発になるため、3月~4月ほどではないにしろ、引っ越し費用が高くなってしまう可能性があります。
夏
夏は引っ越し需要が低下するため、引っ越し業者への交渉がしやすい時期といわれています。
この時期に引っ越しをすると、引っ越しの費用相場よりも大幅な費用削減に成功できるかもしれません。
また、夏は賃貸物件のオーナーが家賃見直しをする時期でもあるので、あこがれの物件を安く契約できる可能性もあります。
月の中旬~下旬
一般的に、賃貸物件の家賃は日割り計算されないため、月の下旬や上旬に引っ越し需要が高くなります。
そのため、月の中旬~下旬に引っ越しをすると、引っ越し費用を抑えられるでしょう。
ただし、中旬~下旬に引っ越しを予定していると、賃貸支払いが二重に発生してしまう可能性があるため、ダメ元で賃貸物件のオーナーに、家賃を日割り計算できないか交渉してみるのがおすすめです。
平日
1週間のうちで、引っ越し需要が高まるのは土曜日や日曜日、祝日です。
そのため、引っ越し
費用を抑えるなら、平日に引っ越しの日取りを設定するといいでしょう。
会社がカレンダー通りにしか休めないという場合は、日曜日に引っ越しを行うと、土曜日や祝日よりも費用が安く抑えられる可能性が高いです。
大安以外
「引っ越しをなるべく縁起のいい日にしたい」という層が一定数いるため、大安の引っ越しは、費用が高くなる傾向にあります。
縁起は特に気にしていないという人は、大安以外の日に引っ越しをするのがおすすめです。
とくに、先負や仏滅、赤口は、引っ越し費用を抑えられます。
物件探しにおすすめといわれる時期
引っ越しをするなら、まずしなくてはいけないことが、物件探しです。
一般的に、「物件探しは引っ越しの2か月~1か月前にするといい」といわれていますが、実は、物件探しにも、おすすめな時期があります。
ここからは、物件探しに適している時期とその理由について解説するので、いい物件が見つけられたら引っ越しをしようと思っている人は、参考にしてみてください。
1月~3月
1月~3月は、3月・4月の繁忙期に向けて、物件情報が多く出回る時期です。
人の移動も多いので、良い物件に出会える可能性が高まります。
ただし、2月や3月は物件が激しく動く時期なので、気になる物件を見つけたら、すぐ行動に移すのがおすすめです。
11月・12月
11月・12月は、繁忙期に向けて不動産業界が力を入れ始めます。
この時期は、合格発表で入学先が決まった学生が賃貸物件を探し始める時期でもあるため、比較的安価な物件が多いです。
いろいろな物件を見比べたいという人は、この時期に物件探しをするといいでしょう。
6月~8月
6月~8月は、不動産業界の閑散期なので、仲介手数料がお得になるキャンペーンやお得に引っ越しができるキャンペーンを実施していることがあります。
また、賃貸物件のオーナーは、この時期に家賃見直しをすることが多いため、3月~4月よりもお得に物件を契約できるかもしれません。
1月~3月に比べて物件数は少ないですが、その分、気に入る物件が見つかるまでじっくりと物件探しができます。
目的別引っ越しにおすすめな時期やタイミング
これまで、引っ越しを避けた方がいい時期やおすすめの時期、物件探しに最適な時期を紹介しましたが、それぞれの時期がかぶっていたり、複数のおすすめ時期があったりして、いつ引っ越しをするのがいいのか分からなくなってしまう人もいるかもしれませんね。
引っ越しをする際は、引っ越しの目的を明確にして、目的を達成できる時期に引っ越し時期を設定するのがおすすめです。
下記に、引っ越しの目的別に、おすすめの時期やタイミングをまとめました。
引っ越しの目的 | 時期・タイミング |
---|---|
転勤・入社・入学 | 平日・3月中旬~下旬・大安以外 |
契約の切り替え時期が迫っている | 平日・月の中旬~下旬・大安以外 |
結婚・同性・家族が増える | 5月~11月・大安以外・月の中旬~下旬 |
家賃の負担を下げたい | 6月~8月・11月~12月・平日・大安以外 |
住環境を向上させたい | 5月~1月 |
自立 | 6月~8月・11月~12月・月の中旬~下旬 |
引っ越しにかかる費用
引越しにかかる費用は、大まかに分けて3種類あります。
この章では、それぞれの項目にかかる費用相場を紹介します。
賃貸物件を借りるためにかかる費用
賃貸物件を借りるための初期費用は、家賃によって異なります。
たとえば、6万円の物件を借りる場合は、最低でも敷金・礼金・仲介手数料各1か月分と家賃を合わせた24万円が必要です。
さらに、鍵の交換や火災保険料が各1万5,000円程度かかるでしょう。
荷物の運搬費用
引っ越し業者への依頼費用は、作業の内容や梱包資材の有無、日程によって異なります。
たとえば、単身者パックプランで引っ越し業者に依頼する場合、通常であれば3万円~5万円、繁忙期であれば4万円~6万円程度かかるでしょう。
現在の賃貸物件の退去にかかる費用
退去にかかる費用は、部屋の広さに応じて異なります。
一般的に、1Rや1Kで2万~3万5,000円、1LDK~2DKで3万円~6万円程度かかるでしょう。
ただし、上記の金額が請求されるわけではなく、上記の金額から敷金を指し引き、足りない分が請求されます。
初期費用を抑えるにはどうする?おすすめ節約術で費用削減
引っ越しをする際、古くなった家電を新調したり、新居の広さに合わせた家具を購入する人も多いですよね。
引っ越しは、物件の初期費用や引っ越し費用以外にも、多くのお金がかかるため、どこか費用を削減できるところはないか悩む人も多いです。
そこで、引っ越し費用を抑えるポイントを、3つの引っ越しプロセスにわけて紹介します。
賃貸物件探しのポイント
賃貸物件の初期費用を抑えるためには、敷金や礼金、仲介手数料が安い物件や、フリーレント物件を選ぶのがおすすめです。
ただし、敷金0円の物件やフリーレント物件は、後々金銭的負担が大きくなってしまう可能性もあるため、契約内容をよく読んで、自分にとってマイナスにならないか確認しましょう。
また、家賃の見直し時期である5月~6月に物件探しをすると、広い物件や住宅設備が整っている物件が、相場よりも安く借りられる可能性があります。
- 敷金・礼金が安価な物件を借りる
- 家賃の見直し時期に賃貸探しをする
- フリーレント物件を借りる
- 仲介手数料の安い不動産屋を利用する
敷金0円の注意点 |
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敷金は、故意・過失により修繕が必要になった場所への修繕費に当てられます。 敷金0円の物件は、初期費用を抑えられますが、退去費用が高額になるケースも多いため、お子さんやペットのいる家庭にはおすすめできません。 |
フリーレント物件の注意点 |
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フリーレント物件は、一定期間の家賃が免除される物件のことです。 契約の際には、契約期間や支払いなどの一定条件を満たさなくてはいけません。 また、家賃が相場よりも高めに設定されていることも多いため、月の固定費が上がってしまう可能性があります。 |
引越し業者選びのポイント
引っ越し業者への依頼費用を抑えるには、閑散期に引っ越しをすることや相見積もりをすることが有効です。
閑散期は、引っ越し費用の相場が繁忙期に比べて1万円程度安くなりますが、さらに相見積もりをすることで価格交渉が可能になり、費用を抑えられます。
また、梱包資材を自分で用意したり、自分で梱包したりすることで、引っ越し業者の手間を減らせるため、費用をより抑えられるでしょう。
- 引っ越し業者は相見積もりを取る
- 引っ越し業者の閑散期に引越しをする
- 梱包資材を自分で調達する
- 梱包は自分で行う
引越し作業・退去時のポイント
引っ越し費用をギリギリまで削減したい場合は、不用品を処分して転居先に持っていく荷物を最低限に抑え、自分で荷物を運搬しましょう。
自分で荷物の運搬ができないときは、宅急便を利用するのもおすすめです。
また、退去時は水回りを中心にきれいに掃除して、ハウスクリーニングの追加費用がでないようにすると、敷金が返金される可能性が高くなります。
- 自分で荷物の運搬をする
- 宅急便を利用する
- 不用品を処分する
- 退去する物件をきれいに掃除する
- 退去費用の内訳を確認する
閑散期ならじっくり物件を内覧できて満足いく引っ越しができる可能性大
この記事では、引っ越しを避けた方がいい時期やおすすめの時期、引っ越し費用削減のポイントを解説しました。
引っ越しは、時期によってかかる金額が大きく変わることがあるため、転勤や入社、入学などの特別な理由がない限り、閑散期に引っ越しをするのがおすすめです。
閑散期の引っ越しであれば、物件探しから引っ越し準備まで、余裕をもって進められるため、自分の納得いく物件に入居できる可能性が高くなります。
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