ラク越コラム
引っ越し時のガス開通は立ち合い必須!手続き&当日の流れ|知っておきたい注意点
2024年5月22日
引っ越し先で不自由なくガスを使うには、手続きが必要です。
ガスの開通には立ち合いが必要なので、引っ越し当日にガス開通の作業をお願いできるようにしましょう。
旧居のガス閉栓や新居のガス開通の手続き方法や流れ、よくある質問や注意点についてまとめました。
電気や水道の手続きについても記載しておりますので、引っ越し時のライフラインの手続きの参考になさってください。
新居のガス開通は必ず立ち合いを
ガスの開通時には、必ず立ち合いが必要だと法律で決められています。
電気や水道であれば立ち合いは不要ですが、ガスは安全のため立ち合いが必要となります。
作業員が開通し、立ち合いをしてガス使用方法の説明を受けましょう。
そのためガス開通は、立ち合いができる時間に予約してください。
もし都合が悪くなったらすぐにガス会社に連絡をしてください。
急な予定変更ですと、引っ越し当日にガスが使えない状態になってしまう可能性もありますので注意しましょう。
立ち合いは代理人でもOK
もし自身でガス開通の立ち合いが難しい場合は、
必ず本人が立ち会う必要はありません。
家族や友人、大家さんでも構いませんので、信頼できる人に代理をお願いします。
ガスの開通立ち合いが代理人であったとしても、特別な書類手続き等は不要です。
ただしガス会社に、代理人立ち合いの旨を連絡しておくようにしてください。
引っ越し前のガス停止の流れ
引っ越し前の手続きとして、退去する住宅のガス停止も忘れてはいけません。
ガス停止の流れは、以下のようになります。
- 引っ越し1週間前までにガス使用停止の申し込み
- 引っ越し当日にガスの閉栓
- ガス料金の精算
引っ越し1週間前までにガス使用停止の申し込み
契約しているガス会社に連絡をし、ガス使用停止の申し込みをします。
引っ越しが決まった10日前から、遅くとも1週間前までに連絡をいれるようにしたいものです。
あまりにギリギリの連絡になると、希望日に閉栓できないかもしれません。
ただ開通の場合は立ち合いが必要ですが、閉栓であれば立ち合い不要のケースもあります。
ガスの閉栓手続きに必要なもの
ガス閉栓の手続きには、これらのものが必要になりますので揃えておきましょう。(都市ガスの場合)
- お客様番号
- 契約者の名前・住所・電話番号
- 引っ越し予定日
- 閉栓の訪問希望時間帯(立ち合う場合)
- 立ち会い者の名前(立ち合う場合)
お客様番号は、検針票や領収書に記載されていますので予め確認しておくといいでしょう。
立ち合う場合は、希望時間帯もいくつか候補を決めておくとスムーズです。
ガスの閉栓で立ち合いが必要なケース
以下のようなケースでは、ガスの閉栓で立ち合いが必要となります。
- ガスメーターが屋内にある
- オートロック式のマンション・アパート
- ガス機器を取り外したい
- ガス機器をレンタルしていた
- 閉栓作業当日にガス料金を現金で精算したい
ガスメーターが室内にある、オートロック内にあるというように、作業員が自由に立ち入りできない場所であれば立ち合いましょう。
ガス警報器やガスコンロをレンタルしている、ガス給湯器やガス警報器の取り外しを希望する場合も立ち合いが必要です。
引っ越し当日にガスの閉栓
引越し当日は、全ての荷物を運び終えたら部屋のガスの元栓を閉めます。
作業員が到着してガスを閉栓してしまうと、ガス機器の使用ができなくなってしまいます。
ガスの閉栓は、ガス機器の搬出が終わった後の作業とし、「まだガスが使いたかったのに使えない!」という状況にならないよう注意しましょう。
ガス料金の精算
ガスの閉栓作業自体に手数料などは発生しません。
最後のガス料金は日割り計算となり、その場で支払いたいという希望があればその場で現金支払いもできます。
基本的には、今まで通りカードや口座振替での支払いをするか、新居に支払い用紙が届いてから支払えば問題ありません。
新居でのガス開通の流れ
退去でガスの閉栓をしたら、新居ではガス開通の手続きをしなくてはいけません。
新居でのガス開通の流れについて、確認しておきましょう。
- ガス機器・業者の確認
- 引っ越し1週間前までにガス開通の申し込み
- 引っ越し当日にガス開通の立ち合い
ガス機器・業者の確認
ガスの開通手続きは、新居を管轄するガス会社に連絡をします。
旧居と同じガス会社が使用できるのであれば、閉栓の手続きを申し込む際に同時に連絡しておくといいでしょう。
ガスの種類は主にプロパンガスと都市ガスがあり、おおまかにこのような違いがあります。
都市ガス | プロパンガス | |
---|---|---|
主成分 | 液化天然ガス | 液化石油ガス |
発熱量 | 10,750Kcal /立方メートル | 24,000Kcal /立方メートル |
供給方法 | 地下の導管 | ガスボンベ |
料金 | 安い | 高い |
このように都市ガスとプロパンガスでは発熱量に差があるため、使用できるガス機器が異なります。
引っ越し1週間前までにガス開通の申し込み
新居のガス会社が決まったら、ガス開通の申し込みをします。
各ガス会社のホームページから申し込み方法を確認し、利用開始を希望する日の1週間前までには申し込みをするようにしましょう。
ガス開通の際は、ガス機器が安全に利用できるか、ガスコンロや給湯設備などの点火テストがあります。
できればガス機器の搬入をしてから開通するようにし、安全に生活していける環境を整えられるようにしましょう。
ガスの開通手続きに必要なもの
ガス開栓手続きには、以下のものが必要になります。
- 契約者の名前・引っ越し先の住所・電話番号
- ガスの使用開始日
- 回線の訪問希望時間帯
- 立ち合い者の名前
- 使用するガス機器
これらは都市ガスの場合なので、契約するガス会社に合わせて用意しておきましょう。
引っ越し当日にガス開通の立ち合い
引っ越し当日にはガス開通の立ち合いが必要となりますが、所要時間は15分~20分程度です。
トラブルが起きた際の対処法や、ガス漏れがないかを確認しますので、大切な内容はメモをできるようにしておくといいでしょう。
同時にガス機器の点検も行い、作業完了報告書へのサインをしたら作業完了となります。
引っ越しでガス開通する際の注意点
引っ越し先でガス開通をする際の注意点がありますので、確認しておきましょう。
- 繁忙期は10日前までに申し込む
- ガスの種類によって使える機器が変わる
- 手続きを忘れたら遅延分の料金発生
繁忙期は10日前までに申し込む
「ガス開通の申し込みは希望日の1週間前までには済ませましょう」と先述しましたが、予約が多くなる繁忙期には時間に余裕を持って申し込みをした方が安心です。
引っ越しの繁忙期となるのは、3月~4月です。
土曜日・日曜日・祝日もガスの開通作業はできますが、予約が殺到する可能性があります。
引っ越し当日にガスが使えないと、ガスコンロが使えず、お風呂にも入れないという状況になってしまいます。
繁忙期は予約希望日の2週間~10日前に、ガス開通の予約をするといいでしょう。
ガスの種類によって使える機器が変わる
2017年の都市ガス自由化により、都市ガスの場合は自由にガス会社を選べるようになりました。
各家庭でのガス使用料や生活スタイルに合わせた、ガス会社やプランを選べますので、引っ越しを機にガス会社を見直すという方もいるでしょう。
ガス会社を確認すると同時に、旧居でのガス機器がそのまま使えるのか、事前に必ず確認しておきましょう。
例えば供給ガスはプロパンガスなのに都市ガス用のガスコンロを使用すると、一酸化炭素中毒になったり、やけど、機械の故障の原因となりますので絶対に使用してはいけません。
閉栓手続きを忘れたら遅延分の料金発生
引っ越しをする際には、旧居のガス閉栓と、新居のガス開通作業が必要です。
ガスの開通は立ち合いが必要であり、申し込みが遅れると不便な生活になってしまうため、「必ず手続きをしておかなくては」と考えるでしょう。
一方、ガスの閉栓は立ち合い不要なので、ガス会社に連絡をするだけで完了です。
つい連絡が後回しになってしまうかもしれませんが、遅延分の無駄な料金が発生してしまいますので注意しましょう。
ガス開通に関するよくある質問
ガス開通に関するよくある質問をまとめました。
- ガスの開通は自分でできないのか?
- ガス開通の立ち合いにおける注意点はある?
- ガス開通の申し込みは当日対応できる?
- 引っ越しより前にガス開通しても問題ない?
ガスの開通は自分でできないのか?
ガスの開通作業の立ち合いで、たとえ短い時間だとしても予定を合わせるのが面倒だと感じるかもしれません。
引っ越し当日は予定が変わるかもしれませんし、できるだけ動きやすくしておきたいと考える方も少なくないでしょう。
自分でガスの開通ができたら楽かもしれませんが、ガス開通は自分ではできません。
ガスは気体のため万が一漏れてしまっても目に見えず、爆発を起こす危険もあります。
面倒かもしれませんが、必ず立ち合いのもと、作業員に開通してもらいましょう。
ガス開通の立ち合いにおける注意点はある?
ガス開通の立ち合いの際に、注意しておきたい点があります。
- 立ち合い時間を正確に把握しておく
- ガスメーターの環境確認
- ガス機器周辺は通りやすくしておく
立ち合い時間を正確に把握しておくのは、すでにご説明した通りです。
集合住宅だとガスメーターに鍵がかかっている場合もありますので、事前に管理会社やオーナーさんに確認をしておくといいでしょう。
引っ越し当日のガス開栓は、作業員が部屋の行き来をしますので、導線を確保しておきましょう。
大きな荷物や家具があり動きにくい状態では、開栓作業に時間がかかるかもしれません。
ガス開通の申し込みは当日対応できる?
「ガス開通の申し込みは、遅くとも1週間前までに」とお伝えしましたが、うっかり当日の連絡となってしまうケースがあるかもしれません。
もし予約が空いていれば、当日対応してもらえるかもしれませんが、当日の連絡ではガス開通は難しいでしょう。
引っ越し当日に急遽予定変更となり、ガス開通の立ち合い時間に間に合わない場合は、すぐにガス会社に連絡を入れましょう。
当日の時間変更は難しく、ガスの開通が翌日以降になってしまうかもしれません。
そうなると不便ではありますが、素直に諦めてガスがない状態で数日過ごすしかないでしょう。
引っ越しより前にガス開通しても問題ない?
引っ越し当日は忙しいので、入居前にガスの開通作業を済ませておきたいと思うかもしれません。
基本的には不動産会社から鍵を預かっている状態であれば、ガス開通をしても問題ないでしょう。
引っ越し当日からスムーズにライフラインが使える状態だと、安心して入居できます。
ただ注意したいのは、火災保険です。
保険適用の契約期間外だと、万が一火災が起きた場合には自腹となってしまいます。
ガス以外のライフラインの手続き
引っ越しの際にはガスだけでなく、水道や電気といったライフラインも手続きが必要になります。
水道や電気の基本的な手続きについても、確認しておきましょう。
- 水道の利用停止と利用開始の手続き
- 電気の利用停止と利用開始の手続き
水道の利用停止と利用開始の手続き
水道の停止と利用開始の手続きは、ガスのような立ち合いは不要です。
申し込み | 立ち合い | |
---|---|---|
水道の利用停止 | 1週間前 | 不要 |
水道の新居での開通 | 1週間前 | 不要 |
旧居の利用停止も、新居の利用開始も立ち合いは不要です。
ただしオートロックの物件の場合は、立ち合いが必要になるでしょう。
利用停止も利用開始も、電話やインターネットでの受付ができれば手続き完了です。
インターネットであれば24時間申し込みができます。
水道局に連絡をしていなくても、水道の水が出るケースもあります。
しかし後のトラブルにならないよう、水道を利用する前には水道局に連絡をしておくようにしましょう。
電気の利用停止と利用開始の手続き
電気の利用停止と利用開始も、ガス開栓のような立ち合いは不要です。
申し込み | 立ち合い | |
---|---|---|
電気の利用停止 | 1週間前 | 不要 |
電気の新居での開通 | 1週間前 | 不要 |
電気の手続きも、オートロックの場合を除き、基本的に立ち合いは不要です。
退去時にはブレーカーを落とし、入居したらブレーカーを上げましょう。
近年はブレーカーではなく、遠隔で電気使用量を計測するスマートメーカーへの切り替えが進んでいます。
スマートメーカーの場合は自分でブレーカーを上げられないので、先に電力会社との契約が必須となります。
ガス開通の手続きは余裕をもって
引っ越しの際は、ガス・電気・水道などのライフラインの手続きをしなくてはいけません。
その中でもガスの開通は必ず立ち合いが必要なので、時間に余裕をもって手続きをしておくようにしましょう。
立ち合いができないとガスの開通作業ができません。
代理人に立ち合いを頼んでも構いませんので、安全にガスを開通させられるよう準備しておきましょう。
ラク越でスマートな引っ越し!
「ラク越」ではオンライン見積もりでスマートな引っ越しができます。
間取りや引っ越し人数など、基本的な情報を入力するだけで引っ越しの見積もりが可能です。
「安心」「簡単」「便利」な引っ越しで女性利用者からの評価が高く、コロナ禍の引っ越しにも便利なサービスとなっています。
また、ご契約者様は無料で「ライフラインサポート」をご利用いただけます。お電話1本で電気・ガス・水道などの手続きを行えるだけでなく、お得なインターネット回線のご案内もできる便利なサービスですので、ぜひ引越しの際は弊社をご利用ください。