ラク越コラム
引越しの際にエアコンはどうする?取り外し・取り付けの費用や移設の流れ、注意点を解説
2022年9月8日
引越しの際、取り扱いに悩む家電と言えばエアコンではないでしょうか。エアコンの取り外し・取り付けには専門的な技術が必要なため、引越し会社や専門業者に依頼する際の費用も気になるはずです。
本記事では、引越しでエアコンを取り外し・取り付けする費用相場や移設の流れ、引越し前に確認するポイントなどについて解説しますので、ぜひお役立てください。
引越しの際にエアコンはどうする?
引越しの際の選択肢には、以下の3つが挙げられます。
<引越しの際の選択肢>
- 方法①取り外して新居に持っていく(移設)
- 方法②取り外して処分する
- 方法③いまの住居にそのまま残していく
それぞれについて詳しく解説しましょう。
方法①取り外して新居に持っていく(移設)
購入してから間もないエアコンなど、新居でもそのまま使えそうなエアコンは移設しましょう。この場合は取り外しや取り付けに専門的な技術が必要なため、プロに移設を依頼することをおすすめします。
方法②取り外して処分する
エアコン付きの新居に引っ越す場合など、いまのエアコンが不要な場合は取り外して処分します。処分方法については、以下の【引越しのタイミングでエアコンを処分する場合の方法】をご覧ください。
方法③いまの住居にそのまま残していく
いまの住居にそのまま残していく方法もあります。ただし勝手に放置すると、入居時の状態に戻す義務である「原状回復義務」に違反する可能性があるため、必ず管理会社や大家さんに連絡して許可を取っておきましょう。
引越しでエアコンを取り外し・取り付けする費用
引越しでエアコンを取り外し・取り付けする費用は、依頼する業者によって異なります。
<引越しでエアコンを取り外し・取り付けする費用>
- 引越し会社に依頼する費用相場
- エアコン専門業者に依頼する費用相場
それぞれの費用の目安をご紹介しましょう。
引越し会社に依頼する費用相場
引越し会社に依頼する場合の費用相場は、15,000~20,000円前後です。しかし、エアコンの取り外し・取り付けに対応していない会社もあるため、必ず事前に確認しておきましょう。
エアコン専門業者に依頼する費用相場
エアコン専門の工事業者や家電量販店に依頼する場合の費用相場は、8,000~15,000円前後です。引越し会社を挟まない分安くなりやすいのですが、依頼する会社によって料金が異なりますのでこちらも事前に確認しましょう。
引越しでエアコンを持っていく場合の流れ
引越し会社もしくは専門業者に依頼する場合を想定して、引越しでエアコンを持っていく流れをご紹介します。
1.エアコンクリーニングを行う
エアコンを取り外す機会はほとんどないので、この機会にエアコンクリーニングも依頼することをおすすめします。内部に溜まったごみも除去しておきましょう。
2.ポンプダウン
温度調整を行う冷媒ガスを回収する作業がポンプダウンです。素人が作業を行うとガス漏れしてしまい、移設後に温度調整ができなくなる可能性がありますので、絶対にやめましょう。
3.室内機と室外機を取り外す
室内機・室外機の両方を取り外して、引越しの準備を行います。
4.配管工をパテで埋める
パイプが通っていた穴をパテで埋めて、原状回復を行います。
5.新居で壁の穴開けをする
新居の状態を確認し、パイプを通す穴がない場合は穴開けを行います。
6.配管作業を行い、室内機と室外機を設置する
壁の穴にパイプを通して室内機と室外機を接続・設置します。
7.真空引き
パイプ内の不純物を取り除いて、真空状態にします。この作業を行わないとエアコンの効きが悪くなり、最悪のケースでは故障する恐れもあるため必ず行っておきましょう。
引越し先にエアコンを持っていく前の確認ポイント
引越し会社に依頼する場合は、エアコンの電源をオフにしたままスタッフに引き渡すだけで大丈夫です。しかし、それ以外の方法でエアコンを移設する場合は、以下の5点を確認しましょう。
<引越し先にエアコンを持っていく前の確認ポイント>
- エアコンを取り外して良いのか
- 買い替えたほうがお得にならないか
- 新居に移設できるか
- 引越し料金にエアコン移設工事費が含まれているか
- 移設にかかる料金は適正か
未確認のまま移設しようとするとトラブルに発展する恐れがあるため、すべて確認しておきましょう。
エアコンを取り外して良いのか
賃貸物件の場合、エアコンは初期状態から取り付けられている場合があります。これは住民の持ち物ではなく、物件のオーナーや管理会社の持ち物なので、勝手に取り外したり持ち運んだりしてはいけません。
買い替えたほうがお得にならないか
引越し会社や専門業者に依頼する場合、8,000~20,000円の作業量がかかります。古いエアコンの場合、寿命が近い可能性もあるため買い替えも検討しましょう。
新居に移設できるか
新居ではエアコンの設置が物理的に可能かどうか確認しましょう。配管などの工事が認められるかどうかも重要です。また、部屋の大きさとエアコンの対応畳数が異なる場合は空調の効果がうまく発揮されないため、現在の部屋と新居の部屋の大きさが異なる場合も要注意です。
引越し料金にエアコン移設工事費が含まれているか
引越し会社に依頼する場合、エアコン移設工事費が基本料金に含まれている場合とそうでない場合があります。想定外の請求が来て困らないように、エアコン移設工事費がオプション扱いかどうか確認しておきましょう。
移設にかかる料金は適正か
相場と食い違っていないか、不要なオプションが組み込まれていないかなど、移設にかかる料金が適正かどうかもチェックするべきです。相見積もりを取り、相場を上回る金額ではないか確認しましょう。
引越しのタイミングでエアコンを処分する場合の方法
エアコンが不要になった場合は、家電リサイクル法に従って処分する必要があります。主な処分方法は、以下の4つです。
<エアコンを処分する方法>
- 粗大ごみとして回収してもらう
- 家電量販店に回収してもらう
- 不用品回収業者に回収してもらう
- リサイクルショップやオークションで売却する
順番に解説しますので、ご覧ください。
粗大ごみとして回収してもらう
エアコンは一般ごみとして処分できないため、粗大ごみとして回収してもらう必要があります。自分で指定場所に持ち込めるならば、配送料はかかりませんのでお得です。
家電量販店に回収してもらう
家電量販店では、古くなったエアコンを改修しているところもあります。特にエアコンを買い替える場合には、下取りに応じてもらえる可能性もあるため、有効活用しましょう。
不用品回収業者に回収してもらう
不用品回収業者は、玄関先までエアコンを引き取りに来てくれるため便利です。料金は利用する業者によって異なるため、事前に確認しましょう。
リサイクルショップやオークションで売却する
エアコンがまだ使える状態ならば、リサイクルショップやオークションで売却できます。期待したほどの金額にはならないかもしれませんが、リサイクル料金はかからないためおすすめです。
まとめ
引越しの際には、エアコンは新居に持っていくか、処分するか、いまの住居にそのまま置いていくかのいずれかを選びましょう。エアコンの取り外し・取り付けには専門的な技術が必要なため、移設する場合には引越し会社や専門業者の利用をおすすめします。
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