ラク越コラム
シニア向け分譲マンションとは?サービス高齢者向け住宅との違いを解説
2024年7月19日
シニア向け分譲住宅は、高齢者が安全に快適な生活をするために設計された分譲マンションです。
シニア世代の住まい選びは、老後の生活に大きく影響します。
費用も高額な場合が多いため、納得のいく住宅選びが重要です。
本記事では、シニア向け分譲マンションとサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)との違いを詳しく解説しています。
それぞれの特徴や提供されるサービス、必要な費用などを比較し、あなたのライフスタイルや将来の希望に合った最適な住居と生活を実現しましょう。
シニア向け分譲マンションとは?
シニア向け分譲マンションは、高齢者が安全で快適に暮らせるように設計された分譲マンションです。
シニア向け分譲マンションの特徴を以下の点から見ていきましょう。
<シニア向け分譲マンションの特徴>
- 入居条件
- 必要な費用
- 設備
- 契約方式
- 設備
入居条件
シニア向け分譲マンションの入居条件は、一般的には60歳以上の方が対象です。
基本的に自立して日常生活を送れる方を条件としてますが、マンションによっては軽度の介護が必要な場合でも入居できるところもあります。
ただし、介護サービスは基本的に提供されていないため、必要な場合は自ら外部の介護業者との契約が必要です。
必要な費用
シニア向け分譲マンションの価格は、立地や施設のグレードによって大きく異なり、数千万円から数億円の範囲で設定されており、高額な初期費用が必要です。
さらに、住宅ローンの返済・管理費・修繕積立金・水道光熱費・施設利用費(ジムやプールなど)・レクリエーション費・必要に応じて外部業者に依頼する介護サービス費など、毎月さまざまな費用が発生します。
食事提供や施設利用料も含めて、月額の費用は約20~30万円程度が一般的に必要な費用です。
契約方式
契約方式は通常の分譲マンションと同様に、所有権を取得する形となります。
購入した物件は個人の資産となり、将来的には売却・譲渡・賃貸が可能です。
通常の分譲マンションと同様に、固定資産税などの税金も支払う必要があります。
施設によっては、フロントサービスや見守りサービス、オプションサービスなどの契約が必要な場合もあります。
また、介護サービスを受ける場合は、外部のサービス事業者と契約が必要です。
設備
シニア向け分譲マンションの設備は、バリアフリー設計が基本です。
エントランスや廊下、バスルームなどには手すりが設置され、段差のない構造となっています。
また、緊急通報装置が各部屋に設置されており、緊急時には迅速に対応が可能です。
その他にも、広い廊下や車椅子対応のエレベーターなども完備されています。
サービス
マンション内には、24時間対応のコンシェルジュサービスが提供されることが多く、住民の生活をサポートします。
具体的には、健康相談や生活相談、家事代行サービスなどが含まれています。
また、共有スペースとしてのフィットネスルームやラウンジ、図書室などが設置され、住民同士の交流も可能です。
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)との違い
シニア向けの住宅を検討する際には、サービス付き高齢者向け住宅も選択肢のひとつとなります。
サービス付き高齢者向け住宅の特徴を以下の点から見ていきましょう。
<サービス付き高齢者向け住宅の特徴>
- 入居条件
- 必要な費用
- 設備
- 契約方式
- サービス
入居条件
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の入居条件は、基本的には60歳以上の方が対象です。
自立して生活できる方だけでなく、一定の介護が必要な方も入居対象としている住宅もあります。(特定施設入居者生活介護の指定を受けている住宅では、要介護度の高い方も対象となります)
ただし、介護サービスは基本的に提供されていないため、必要な場合は自ら外部の介護業者との契約が必要です。
必要な費用
サ高住の費用には、月々の家賃のほか、サービス費用や共益費が含まれます。初期費用としては、敷金や礼金が必要な場合がありますが、分譲マンションのように高額な購入費用は不要です。
契約方式
サ高住の契約方式は賃貸契約です。入居者は毎月の賃料を支払い、契約期間中は賃貸物件として住み続けられます。所有権は取得しないため、資産としての活用はできませんが、必要に応じて退去や移転がしやすいというメリットがあります。
設備
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は、全館バリアフリー設計となっており、手すりやスロープの設置により高齢者が安全に生活できる環境が整えられています。
居室には、台所・水洗便所・収納設備・浴室が備えられているため、自炊や入浴など、自分のペースで生活できるでしょう。
また、施設によって夫婦が一緒に生活できるような広さの居室もあります。各居室には緊急通報装置が設置されているため安心です。
さらに、施設によってはレストラン・温泉設備・シアタールームなどを完備しており、入居者間の交流の場としても活用されています。
サービス
サービス付き高齢者向け住宅の主なサービスは、安否確認と生活相談サービスです。
安否確認は、施設の職員が定期的に入居者の部屋を訪問して安否を確認します。
施設によって訪問の時間や頻度は異なりますが、何か異常があった場合に迅速に対応してくれるため、入居者も家族も安心感を持てるでしょう。
また、生活相談サービスでは、日常生活に関する相談をケアの専門家が受け付けています。介護の必要性や心身の悩み、不安について相談し、適切なサポートや解決策を提案してもらえるため安心です。
他にも、生活支援サービスとして、外出時の同行や買い物代行、部屋の清掃・洗濯、ゴミ出しといった支援も行われるため、日々の生活が快適になります。
食事の提供方法は、住宅によってさまざまあるため、入居前に確認しておくと良いでしょう。
シニア向け分譲マンションのメリットとデメリット
シニア向け分譲マンションの利用には、メリットとデメリットがあります。
メリットとデメリットを理解したうえで利用を検討してみてください。
シニア向け分譲マンションのメリット
シニア向け分譲マンションは、自己所有のため、安定した資産価値を維持できるメリットがあります。
住環境は高齢者に配慮したバリアフリー設計で、24時間体制のセキュリティや緊急コールシステムが整っており安心です。
また、年齢層が近い住民が多いため、社会的孤立を防ぐ効果も期待できます。
シニア向け分譲マンションは、多彩な設備が整っており、趣味や娯楽で楽しく充実した老後を送れるでしょう。
常駐スタッフによるサポートにより、日常の困りごともすぐに解決してもらえます。
シニア向け分譲マンションのデメリット
デメリットとしては、富裕層向けの物件が多く、相当な貯蓄がなければ購入が難しいことが挙げられます。
また、物件を売却したい時には市場の状況に左右されやすい点には考慮が必要です。
管理費や修繕積立金など、継続的な出費も発生し、経済的な負担が増大する可能性があります。
さらに、介護が必要になると住み続けることが困難になる可能性があるため、自立した生活を維持できるよう運動機能や健康状態を維持する努力が必要です。
サービス付き高齢者向け住宅のメリット
サービス付き高齢者向け住宅は、日常生活に必要なサポートが受けられるため、単身や介護サービスが必要な高齢者にとっておすすめな住宅です。
食事・清掃・安否確認などのサービスが提供され、生活の質を落とすことなく、安全で快適な環境を維持できます。
サービス付き高齢者向け住宅のデメリット
サービス付き高齢者向け住宅のデメリットとしては、介護施設に比べると利用料が高額になります。
また、介護サービスの提供は基本的にないため、利用する外部のサービスに応じて月額費用が加算され、経済的負担が大きくなる可能性があるでしょう。
施設によってサービス内容にばらつきがあり、満足できるサービスを受けられない場合もあるため、必要なサービスを検討したうえでの利用がおすすめです。
シニア向け分譲マンションに住むまでの流れ
シニア向け分譲マンションに住むには、6つのステップがあります。
<入居までのステップ>
- 情報を集める
- 問い合わせする
- 申込み手続きをする
- 面談を受ける
- 契約する
- 入居する
1.情報を集める
インターネットなどからシニア向け分譲マンションの情報を集めます。
施設紹介サイトなどで、居住地域・費用・サービス内容などを確認し気になるマンションを探すと良いでしょう。
気になるマンションがあれば、資料請求をして費用面などのさらに詳しい内容を確認します。
2.問い合わせする
いくつかの施設をリストアップしたら、問い合わせをして見学の予約をします。
見学では、スタッフの数や質、提供される食事、現在の入居者の様子など、資料では分からない情報を直接確認できるためおすすめです。
複数の物件を比較して、雰囲気やサービスの質を確認します。
施設紹介の仲介サービスを利用すると、見学先のマンションに送迎してもらえる場合もあるため、利用すると良いでしょう。
3.申込み手続きをする
気に入ったマンションが決まったら、申込書を記入し運営会社に提出します。
申込み後は、運営会社による審査があり、身体・経済状況の確認が行われることが多い傾向です。
4.面談を受ける
申込みから話が進むと入居予定者の身体状況を確認するため、面談が行われることがあります。
シニア向け分譲マンションでは、基本的に自立して生活できる方を対象としているため、介護の必要性や認知症の有無を直接面談をして判断するのです。
5.契約する
審査を通過し入居が承認されたら、運営会社と正式な契約をします。
重要事項の説明を受ければ、手付金や入居一時金が必要です。
住宅ローンを利用する場合は、ローン契約もこの時に行います。
残金の支払いや必要書類の提出を経て、契約が完了です。
6.入居する
入居日が決まったら、入居に必要な準備を進めましょう。
通常の引越し同様に必要な物品は入居者で準備が必要です。
どれくらいの物を持ち込めるのか、持ち込み禁止となっているものはないかなどを確認しながら準備を進めます。
入居当日に体調を崩さないように、心の準備や健康管理も必要です。
まとめ
シニア向け分譲マンションとサービス付き高齢者向け住宅には、それぞれ異なる特徴とメリット・デメリットがあります。
自分のライフスタイルや将来的なニーズに応じて、最適な住まいを選ぶことが重要です。
住居の情報をしっかりと比較し、納得のいく選択をすることで、安心・快適なシニアライフを実現できるでしょう。
シニア向け分譲マンションは、資産価値と高品質な生活環境を提供し、自立した生活を楽しむ方におすすめです。
この記事を参考に、満足のいく住居が見つかることを祈っています。
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