ラク越コラム
引越し先に調味料を安全に運ぶには?正しい梱包方法・処分方法を解説します
2022年12月16日
荷造りで梱包方法に困るアイテムのひとつが、「調味料」です。食材のように使い切るのが難しい場合があり、また液体のものもあれば要冷蔵のものもあるため、安全な運び方がわからないという方は少なくありません。そこで本記事では、調味料の正しい梱包方法・処分方法を解説します。
引越しトラックで調味料を運んでもらうときは要注意!
引越しトラックに調味料を預ける場合は、以下のリスクに気を付けましょう。
<引越しトラックで調味料を運んでもらうリスク>
- 高温環境下に長時間晒される可能性がある
- 衝撃を受けやすい
それぞれのリスクについて詳しく解説します。
高温環境下に長時間晒される可能性がある
もっとも注意すべきなのは、トラックの温度です。荷台の温度は、目安として外気より10~15度ほど高くなります。夏場には50度近くまで達する場合もあり、高温環境下に長時間晒されることで品質が悪化するリスクがあります。
衝撃を受けやすい
運搬中は砂利道を走ることもあれば、急ブレーキをかけることもあります。これらの影響で衝撃を受けやすい点にも要注意です。調味料の中身が飛び出したり、ガラスやプラスチックが割れてしまったりするなどのラブルにつながる恐れがあります。
引越し前に調味料を処分する方法
使いかけの調味料はできるだけ使い切るか、捨てるかして処分しましょう。新品の調味料はメーカーから小売店までの運搬に耐えられるよう設計されています。
しかし、開封後は強度を含めた品質を保ちにくくなるため、そのままの状態で新居に持ち込める保証はありませんので気を付けましょう。
引越し前に調味料を処分する場合、調味料の種類によって方法が異なります。
<引越し前に調味料を処分する方法>
- 液体調味料の捨て方
- 粉状調味料の捨て方
- 油の捨て方
それぞれの処分方法についてわかりやすく解説します。
液体調味料の捨て方
醤油、酒、みりんなどの液体調味料は、紙に染み込ませてから捨てましょう。キッチンペーパーやティッシュペーパーのように吸収率の高い紙に吸わせて、そのままゴミとして処分します。そのまま台所などに流してしまうと、自然環境を破壊したり、排水溝やパイプを詰まらせたりする恐れがあるため避けましょう。
粉状調味料の捨て方
塩、砂糖、小麦粉などの粉状調味料は、そのままビニール袋に入れて可燃ゴミとして出しましょう。粉が飛び散る恐れがありますので、しっかりと袋を結んで密閉し、心配な場合は二重にすることをおすすめします。下水などに流すとパイプを詰まらせる可能性が高いため、厳禁です。
油の捨て方
油は可燃物ですので、注意して処分しなければなりません。温めた後に小麦粉や片栗粉を混ぜたり、専用の油処理剤を使って固めてから可燃ゴミに出しましょう。これらの方法を使えば、不要な小麦粉や片栗粉も油と一緒に処分できるため、一石二鳥と言えます。
引越しの際に調味料を梱包する方法
開栓したばかりのものや、できれば処分したくない調味料を梱包する方法もご紹介します。
<引越しの際に調味料を梱包する方法>
- 液体調味料の梱包方法
- 粉状調味料の梱包方法
- 要冷蔵・使いかけの調味料の梱包方法
安全に新居まで調味料を運搬する方法をわかりやすく解説します。
液体調味料の梱包方法
醤油などの液体調味料を梱包する際のポイントは、以下のとおりです。
<液体調味料の梱包方法>
- ガラス容器の場合は気泡緩衝材を巻き付ける
- 梱包した調味料をビニールで包む
液体調味料を梱包する際は、万が一破損した際に中身が飛び出さないように注意しなければなりません。ガラス製容器は特に割れやすいため、気泡緩衝材などに包むことをおすすめします。最後にビニールで包んで、水漏れを予防しましょう。
粉状調味料の梱包方法
塩・コショウなどの粉状調味料の梱包方法は、以下のとおりです。
<粉状調味料の梱包方法>
- キャップが付いていない場合はラップで巻いてテープでとめる
- 個別にビニール袋で包む
粉状調味料は中身が飛び出してしまうと、掃除が大変です。そのため、個別にビニール袋で包んで飛散を防ぎましょう。キャップが付いていない筒形の調味料は、ラップで全体を巻き付けた状態で密閉し、ビニール袋に包むと良いでしょう。
要冷蔵・使いかけの調味料の梱包方法
マヨネーズや味噌など開封後要冷蔵の調味料や、使いかけの調味料を梱包するポイントは以下のとおりです。
<要冷蔵・使いかけの調味料の梱包方法>
- キャップ部分にティッシュや布巾を巻きつけてテープで固定する
- 梱包した調味料をビニールで包む
- 倒れないようにダンボールの中で固定する
- 保冷剤を同梱する
使いかけの調味料の場合、特に中身が液体だと揺れなどの衝撃で中身が漏れる恐れがあります。特に注意すべきなのはキャップ部分なので、ティッシュや布巾を巻きつけ輪ゴムなどで固定しましょう。こうすることで、万が一中身が漏れ出したときも紙が液体を吸収してくれます。
またダンボールに梱包する際はボトル類を上向きに立てた状態にして、しっかりと固定することがポイントです。隙間が生まれないように新聞紙やタオルなどを敷き詰めましょう。冷蔵庫で保管していた調味料は、保冷バッグに梱包し、保冷剤を同梱することをおすすめします。
引越し先に調味料を運ぶ際のポイント・注意点
引越し先に調味料を運ぶ際に知っておきたいポイント・注意点は、以下の3つです。
<引越し先に調味料を運ぶ際のポイント・注意点>
- ダンボールに詰め込みすぎないようにする
- 調味料が入っている箱はわかりやすいようにメモしておく
- 自分で引越し先に運ぶことも検討する
順番にチェックしておきましょう。
ダンボールに詰め込みすぎないようにする
ダンボールに調味料を詰め込みすぎると、調味料同士がぶつかった衝撃で破損したり、中身が飛び出したりする可能性があります。ダンボールにはある程度の余裕を持たせておき、スペースにはタオルなどのやわらかい緩衝材を詰めましょう。
調味料が入っている箱はわかりやすいようにメモしておく
調味料が入っているダンボールは、一目でわかるように外箱に「調味料」とメモし、さらに「逆さま厳禁」「下積み厳禁」などと書き添えておきましょう。そうすることで、業者も理解しやすく運搬中は他の荷物の上に置くなどの配慮を受けられ、引越し先でもすぐに見つけられます。
自分で引越し先に運ぶことも検討する
要冷蔵の調味料は、自分で引越し先に運ぶことをおすすめします。どれだけ配慮しても、トラックの揺れや荷台の高温といった問題は避けられません。そのため自らクーラーボックスに調味料を詰めて運ぶことで、トラブルのリスクを下げられます。
引越し前に運ぶものを減らしておくことも大切
調味料を引越し前に消費して、できる限り食材を減らしておくと梱包の手間が減らせます。どれだけ丁寧に梱包しても、運搬や気温の影響で品質が悪化したり漏れるリスクは消えません。特に家族が多い場合、大量の食材や調味料が蓄えられていることもあるでしょう。そのため、引越しの1ヶ月前から食材の在庫を計画的に減らしていくと良いでしょう。
<引越し前の調味料の減らし方>
- 引越し1ヶ月前
- 引越し1週間前
- 引越し3日前~前日
順番に見ていきましょう。
引越し1ヶ月前
買い置きの食材や調味料の購入を控えましょう。残った食材を利用した料理にシフトし、できるだけ買い物は当日分だけ購入するようにします。
また、日常的に使用しない調味料や食器などは先に梱包しておくと今後の準備が楽です。調味料が必要な場合は、割高になってもミニボトルなどの小さいサイズで購入すると良いでしょう。
引越し1週間前
生鮮食品の在庫を急速に減らしていきましょう。大きな野菜など、残りがちな食材の新規購入は避け、冷蔵庫の中身を使用して料理します。
調味料の購入は使い切れないため、控えてください。また、この時期あたりから必要最低限の食器以外を梱包し始めると良いでしょう。金銭面に余裕があれば、数日間の外食も視野に入れておくと安心です。
引越し3日前~前日
余分なゴミを出さないため、この時期はテイクアウトや外食を利用するのが理想的です。その日に食べきれる冷凍食品やお弁当などで済ますと良いでしょう。
残っている調味料が消費できるのであれば使い切っていきましょう。ただし無理に摂取しようとすると塩分過多になってしまうため、使い切れない分は、梱包する方向に切り替えてください。
まとめ
引越し先へ安全に調味料を運ぶポイントは、調味料のタイプや開封済みかどうか、要冷蔵かどうかなどによって異なります。できれば引越し前に使い切るのがベストですが、新居に運ぶ際はリスクを理解した上で、中身が漏れたり品質が劣化したりしないように対策しましょう。
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