縁起をかついで引越しをしたい場合、多くの人が注目するものと言えば六曜です。六曜のひとつに「友引」がありますが、この日に引越しをしても大丈夫なのでしょうか。本記事では友引以外におすすめの日や六曜以外の方法で縁起を良くする方法について解説します。

引越しは「友引」にしても大丈夫？

結論からお伝えすると、友引に引越しをするのは縁起から考えても問題ありません。

＜友引や六曜と引越しの関係性＞

• 友引に引越しするのは問題ない
• 大安は人気が高いため、あえて友引に引越しするという手も
• 友引は正午のみ凶となる

友引の引越しをおすすめできる理由や注意点を詳しく解説します。

友引に引越しするのは問題ない

友引は六曜において大安の次に縁起が良いとされています。そのため、友引に引越しをするのは問題なく、むしろおすすめの日取りです。友引には「何事も無事に終える」といった意味合いも込められているため、引越しとの相性が良いと考えられています。

大安は人気が高いため、あえて友引に引越しするという手も

六曜で最も縁起が良いとされるのは大安ですが、人気が高いため予約が取りにくく、場合によっては引越し料金が高くなるかもしれません。そのため、あえて2番目に縁起が良い友引を選んで引越しする手もあります。

友引は正午のみ凶となる

友引で注意すべきなのは、「正午のみ凶」となることです。午前や午後の時間帯は吉とされています。この点を意識する場合は、正午にお昼休みを取るなどの対策をとり、作業を一時中断すると「凶」の時間を避けて引越しを終えられるでしょう。

友引以外にも引越しにおすすめの日はある？

友引以外におすすめできる引越しの日取りは、以下のとおりです。

＜友引以外で引越しにおすすめの日＞

• 大安
• 先勝の午前中、先負の午後
• 赤口、仏滅以外の日
• 繁忙期でない日

それぞれの日取りをおすすめする理由を解説します。

大安

大安は六曜の中で最も縁起が良いとされる日です。友引が「正午のみ吉」であることに対し、大安は1日を通して「吉」です。時間帯を気にせずに縁起をかついで引越ししたい場合は、大安を選ぶことをおすすめします。

先勝の午前中、先負の午後

大安・友引と同じ六曜に、「先勝」と「先負」があります。それぞれ以下のような特徴があります。

【先勝・先負の特徴】

先勝	午前中が吉、午後が凶とされる
先負	午前中が凶、午後が吉とされる

この特徴から、先勝の午前中、もしくは先負の午後も引越しに適しています。

赤口、仏滅以外の日

逆転の発想として、縁起が悪いとされる日を除外する手もあります。六曜では「赤口」と「仏滅」が縁起が悪い日とされているため、これらの日を避けて引越しを済ませると良いでしょう。

繁忙期でない日

六曜に関係なく、繁忙期の引越し料金は高く、そうでない場合は比較的安くなります。以下のようなタイミングは繁忙期に重なるため、安く引越ししたい場合はできる限り避けましょう。

＜引越し会社の主な繁忙期＞

• 2月下旬～4月にかけての引越しシーズン
• 土日祝日

安さにこだわるならば、特殊なプランを選ぶ方法もおすすめです。たとえば比較的人気の高い午前便を避けた「午後便」、ほかの人の引越しの帰りに荷物を載せてもらう「帰り便」などお得に利用できるプランがあるか問い合わせてみましょう。

友引の日に引越しを考える場合は、早めの予約が重要！

友引は大安に次いで人気の高い日取りです。特に土日祝日や繁忙期と友引が重なる場合、早い段階で予約が埋まるため注意しましょう。友引の引越しを考えているならば、新居が決まった段階ですぐに予約を済ませることをおすすめします。

友引に引越しできない場合は、縁起を良くする別の方法も検討しよう

友引に引越しできない場合は、以下の方法で運気を高められる可能性があります。

＜友引に引越しできない場合に縁起を良くする方法＞

• 荷物の運び入れる日を早める
• 家主が一足早く新居に住み始める
• 玄関に盛り塩をする
• 凶方位を避けて移動する
• 引越し後に近隣の方に挨拶する
• 新居最寄りの神社にお参りをする

それぞれのポイントについて詳しく解説しましょう。

荷物の運び入れる日を早める

引越し当日が赤口や仏滅にあたる場合は、荷物の一部を運び入れる日を大安・友引などにずらせば縁起を良くさせられる可能性があります。正式な引越し日は「荷物を運び入れた日」という説もあるため、荷物を大安・友引に入れられれば、人間の引越しが赤口や仏滅でも縁起が良くなると考えられます。

家主が一足早く新居に住み始める

引越し日よりも一足早く、家主が新居に住み始める方法も有効です。たとえば引越し日が仏滅で、その前日が大安だとしましょう。この場合家主が大安の日に入居して1泊すれば、大安に引越しが済んだと解釈できます。

一緒に荷物を入れて住み始めれば、「荷物の運び入れる日を早める」方法も同時にクリアできます。

玄関に盛り塩をする

盛り塩にはお祓いの効果があるとされています。新居の玄関に盛り塩をすることで、縁起の悪さを軽減させられるでしょう。塩以外では、日本酒にもお祓いの効果があるとされるため、玄関に塩と日本酒の両方を備える方法もおすすめです。

凶方位を避けて移動する

凶方位とは九星気学や風水の一部で、生年月日や性別によって悪い方角が決まるという考え方です。自宅が凶方位にあると縁起が悪いとされ、反対に吉方位にあると縁起が良いとされています。

新居が凶方位にある場合、以下の方法で対策が可能です。

＜自宅が凶方位だった場合の対策＞

• 引越し前に別の方角に仮住まいして凶方位を変える
• 寝室を吉方位に変える
• 神社で方位除けのお祓いを受ける

引越し後に近隣の方に挨拶する

引越し後には自己紹介を兼ねて、手土産を持って近隣の方に挨拶しましょう。それだけでも近隣に住む方からの印象が良くなります。トラブルが起きた際に助けてくれる人が見つかることもあるため、なるべく挨拶は済ませておきましょう。

新居最寄りの神社にお参りをする

神社はその土地の神様を祀っています。新居から最寄りの神社にお参りすると、自宅を守る神様に挨拶できるため、縁起が悪い日に引越ししても悪い運気を祓ってくれるでしょう。ご祈祷を受ける場合はお札をもらえるため、新居に貼るとさらに効果的です。

まとめ

結論として、友引の引越しは縁起が良くおすすめできます。大安に次いで人気の高い日取りですから、友引の引越しを検討している場合は早めに予約を済ませましょう。また縁起が悪い日の引越しを選んだとしても、いくつかの対処法を試みることでカバーできます。

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