ラク越コラム
引越し料金の相場はいくら?金額の決まり方、費用を抑えるコツも解説します
2022年8月26日

引越し料金は、利用する引越し会社や荷物の量・距離・日時によって大きく変わります。割高な料金を支払わないためには、相場を把握することが大切です。
そこで本記事では、引越し料金の相場や金額の決まり方、そして費用を抑える7つのコツを解説します。
引越し料金の相場はいくら?
引越し料金を左右する大きなポイントとなるのが、荷物の量です。そのため、費用相場は単身者か家族かによって大きく異なります。
<引越し料金の相場>
- 一人暮らしでの引越し料金の相場
- 家族での引越し料金の相場
それぞれ詳しく確認しておきましょう。
一人暮らしでの引越し料金の相場
一人暮らしの方の引越し料金の相場は以下のとおりです。
【一人暮らしでの引越し料金の相場】
料金相場 | 15km未満 | 50km未満 | 200km未満 | 500km未満 |
通常期 | 38,000円 | 40,000円 | 52,000円 | 65,000円 |
繁忙期 | 45,000円 | 50,000円 | 65,000円 | 80,000円 |
ワンルームから1DKまでの一般的な荷物量であれば、この範囲内に収まる可能性が高いでしょう。
家族での引越し料金の相場
家族で引越しする場合、移動距離別の料金相場は以下のとおりです。
【家族での引越し料金の相場】
料金相場 | 15km未満 | 50km未満 | 200km未満 | 500km未満 |
通常期 | 100,000円 | 120,000円 | 140,000円 | 180,000円 |
繁忙期 | 120,000円 | 150,000円 | 190,000円 | 250,000円 |
3~4人家族の費用相場です。
引越し料金の内訳は?項目ごとに決まり方・相場を解説

引越し料金は、以下の内訳によって決まります。
<引越し料金の内訳>
- 基本料金
- 引越し作業にかかる実費
- オプション料金
それぞれについて詳しく解説します。
基本料金
基本料金(基礎運賃)は、国土交通省の「標準引越運送約款」によって決められます。そのため、どの引越し会社を選んでも大差がありません。ただし、引越し会社によって基本料金の計算方法が以下のように異なります。
【基本料金の計算方法】
- 時間制運賃:作業時間をもとに基本料金を計算する方法
- 距離制運賃:移動距離に応じて基本料金を計算する方法
時間制運賃の場合は4時間、または8時間が1セットとなるケースが一般的です。距離制運賃の場合、基礎距離が100kmに設定されており、それを超過すると追加料金が発生します。
引越し作業にかかる実費
引越し作業にかかる実費は、主に以下の3種類に分かれます。
<引越し作業にかかる実費>
- 人件費
- 梱包資材費
- 交通費
作業員の数やダンボールなどの資材の数が増えると、実費が高くなります。基本料金に含まれる梱包資材の数は引越し会社によって異なるため、事前に確認しておきましょう。交通費は、高速道路など有料道路を利用する場合のみ発生します。
オプション料金
以下のようなオプションサービスを利用する場合、別途オプション料金が発生します。
<主なオプション料金>
- エアコンの着脱
- ピアノなどの運送
- 家電の荷造りや荷ほどき
- 大型家電や家具の設置
- クレーンなどの特殊な作業
- 美術品などの引越し
具体的な料金は利用する引越し会社によって異なります。自分で行えば削減できるものもあるので、節約したい場合は、自身でできるものがないか探しましょう。
引越し料金をできるだけ抑えるための10のコツ

引越し料金を少しでも節約したい方は、以下の10のコツを生かしましょう。
<引越し料金をできるだけ抑えるための10のコツ>
- 複数の引越し会社で相見積もりをとる
- 不用品を前もって処分しておく
- 繁忙期(3~4月)を避ける
- 土日・祝日を避ける
- 月末・月初を避ける
- 単身向け・フリー便などのお得なプランを活用する
- 荷造りや荷ほどきを自分でやるプランを選ぶ
- 混載便を利用する
- 帰り便を利用する
- コンテナ便を利用する
これらの方法が節約につながる理由を解説します。
①複数の引越し会社で合い見積もりをとる
引越し会社によって料金は異なります。大手だけでなく、地域密着型の引越し会社も候補に加え、最低でも3~4社の相見積もりをとり、料金やサービス内容を比較しましょう。
②不用品を前もって処分しておく
荷物の量が多いほど、引越し料金も高くなります。不用品がある場合は前もって処分しましょう。特に家具・家電の量が多いと、トラックの台数を増やすことになり、費用が高くなります。家具・家電を買い替える場合は、それぞれ新居へ届くように手配しましょう。
③繁忙期(3~4月)を避ける
引越しシーズンは引越し会社にとっての繁忙期のため、引越し費用が高額になりがちです。また、土日祝日など人気の日時には予約が集中しやすく、希望するタイミングで引越しできない可能性があります。急がない場合は、3~4月の繁忙期は避けましょう。
④土日・祝日を避ける
費用を抑える場合、土日・祝日を避け、平日の引越しを検討しましょう。引越しには立ち合いが必要のため、会社員の方は土日・祝日にタイミングを合わせて引越しが集中するのです。希望者が殺到しがちな土日・祝日を避ければ、引越し費用を安く抑えやすくなります。
⑤月末・月初を避ける
月末・月初の引越しもできる限り避けましょう。賃貸物件の更新時期は月末に設定するケースが多いため、このタイミングで引越しを検討する方が多い傾向です。反対に月の中旬を選べば、引越し料金を下げやすくなります。
また、以下のようなタイミングを避ける点も重要です。
<引越しを避けるべきタイミング>
- 大安などの縁起が良い日
- 午前便
引越しに縁起をかつぐ方も多いため、あえて六曜で縁起が良くないとされる「仏滅」「赤口」を選ぶと費用を抑えやすいです。また、正午前後に作業が完了する場合が多い午前便を避け、引越し会社の都合で時間帯を決める「フリー便」や「午後便」の利用もおすすめです。
⑥単身向け・フリー便などのお得なプランを活用する
引越し会社によっては、単身向けの専用プランを用意しているケースもあります。「フリー便」や「午後便」など、お得なプランとの組合せるとさらにお得に利用できるでしょう。代表的なお得なプランをまとめましたので、ご覧ください。
<代表的なお得なプラン>
- 単身向け
- フリー便
- 午後便
- 混載便
- 帰り便
- コンテナ便
⑦荷造りや荷ほどきを自分でやるプランを選ぶ
荷造りや荷ほどきといったサービスは、基本的に有料です。依頼する場合は高額な上位プランの契約を求められるため、荷造り・荷ほどきはできる限り自分でやりましょう。自分だけでは間に合わない場合は、家族や友人の力を借りることをおすすめします。
⑧混載便を利用する
引越しのコストを抑えるためには、「混載便」をうまく活用するのもひとつの方法です。混載便とは、同じ方向へ向かう利用者の荷物をひとつのトラックにまとめて運ぶ配送スタイルで、1台のトラックで複数の引越し作業を行えるため、比較的リーズナブルな料金で引越しを済ませられます。
ただし、積める荷物の量に制限がある場合もあるため、荷物が少ない一人暮らしの方などに向いている方法です。
⑨帰り便を利用する
引越し費用を抑える方法として、「帰り便」の活用もあります。これは、引越し作業を終えて元の営業所に戻る途中のトラックに、別の荷物を積んで運んでもらうサービスのことです。すでに復路の予定がある車両を利用するため、通常よりもリーズナブルな料金で利用できるのが魅力です。
ただし、日時の指定が難しく、業者のスケジュールに合わせる必要があるなどの制約もあります。そのため、柔軟に予定を調整できる方におすすめです。利用可能かどうかは見積もりの際に業者に相談してみましょう。
⑩コンテナ便を利用する
コンテナ便を利用することで、引越し費用を抑えられるケースがあります。コンテナ便は、JRの貨物コンテナを使って荷物を輸送する仕組みで、トラックに比べて燃料費や人件費が抑えられるため、全体的なコストが安くなるのが特徴です。
ただし、鉄道が通っていない地域では使えなかったり、通常の引越しよりも時間がかかったりすることもあるため、スケジュールに余裕がある人向きの選択肢といえるでしょう。タイミングや条件が合えば、費用を節約できる有効な手段です。
【Q&A】引越し費用についてよくある質問

引越し費用についてよくある質問をまとめました。
Q.見積りはキャンセルできますか?
A.引越しの見積もりはあくまで目安であり、正式な契約ではありません。そのため、依頼を決める前の段階であれば、いつでも見積もりを取り消すことが可能です。たとえ複数の業者から見積もりを取っていたとしても、特定の業者に決める義務はありませんし、キャンセル料が発生することもありません。
見積もりには、インターネットを通じて複数社から概算料金を集められる「一括見積もり」と、担当者が自宅を訪問して実際の荷物量を確認する「訪問見積もり」があります。いずれの方法でも、見積もり段階で契約が発生することはなく、自由にキャンセルできます。
ただし、引越し業者と契約を交わした後にキャンセルする場合は、キャンセル料が発生する可能性があるため、注意が必要です。引越し日の3日前までであれば、原則として無料でキャンセルできます。
キャンセル日 | キャンセル料 |
引っ越し当日 | 運賃及び料金の50%以内 |
引っ越し前日 | 運賃及び料金の30%以内 |
引っ越し2日前 | 運賃及び料金の20%以内 |
キャンセル料については、国土交通省の定める「標準引越運送約款」に基づいて設定されています。ただし、引越し業者独自で設定している費用もあるため、契約内容を確認しておきましょう。
参照:国土交通省近畿運輸局「引越Q&A」
Q.引越し料金の支払いにクレジットカードは使えますか?
A..引越し費用の支払い方法としては、作業開始前や作業終了後に現金で支払うケースが一般的ですが、最近ではクレジットカード決済や銀行振込に対応している引越し業者も増えています。引越しは、敷金や礼金、不動産の仲介手数料など初期費用が多くかかるため、事前に引越し料金の見積もりを出し、全体でどのくらいの出費になるのかをしっかりと試算しておくことが重要です。
Q.実際の費用が見積もり時より増えることはありますか?
A.引越し業者が提示する金額はあくまでも概算であり、実際の料金とは異なる場合があります。とくに電話やネットでの見積もりでは、業者側が現物の荷物を確認できないため、申告内容とのズレがあると、追加料金が発生するケースもあるでしょう。たとえば、見積もりより荷物が多かった場合や、現地の状況によって作業に時間がかかると、その分費用が上乗せされる可能性があります。
そのため、荷物の量はできるだけ正確に伝えることが大切です。さらに、建物にエレベーターがない、道路状況が悪いなどの作業に影響する情報も、事前に共有しておきましょう。
まとめ
引越し料金の相場は、荷物の量や依頼する時期などによって異なります。お得に引越しを行うためには、複数の会社から相見積もりをとりましょう。
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