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ホーム / ラク越コラム / 2023 / 07 / 25 / 引っ越しの準備はいつから始めるべき?|引っ越しの準備や段取りを徹底解説

ラク越コラム


引っ越しの準備はいつから始めるべき?|引っ越しの準備や段取りを徹底解説

引っ越し 準備

引っ越しで大切なのは準備や段取りです。
引っ越しが決まったなら、その日にむけて準備しておかないと引っ越し業者や手伝いに来てくれる人に迷惑をかけてしまうことになります。

本記事では、引っ越しの準備や段取りについて解説するので、スムーズに引っ越し作業をすすめるための参考にしてください。

引っ越し準備のTODOリスト

引っ越し 準備

引っ越しの準備は、引っ越しを決めたときから引っ越し当日までの段階によって進めていくことが異なります。

  • 引っ越しを決めたらまずやること
  • 引っ越しの1か月前~2か月前までにやること
  • 引っ越しの2週間前~3日前までにやること
  • 引っ越し当日にやること
  • 新居に入居した日~3日以内にすませること
  • 新居に引っ越してから2週間以内にすませること

それぞれの段階の詳細について説明していきます。

引っ越しをきめたら、まずやること

引っ越し 準備

引っ越しを決めたら、何から始めるのかについて説明していきます。

  • 新居を探す
  • 新居の契約し、初期費用を支払う
  • 入居日を決める
  • 引っ越し業者を決定する
  • 引っ越し日を決定する
  • 旧居の管理会社に解約の申し出をする

新居を探す

引っ越すと決めたら、まずは引っ越しに備えて新居を探すことから始まります。
新居を決める際には、駅からの距離や住居の間取り、生活環境や通勤時間など決めるまえに確かめておきたいポイントはたくさんありますが、荷物の搬入ができるかどうかも忘れずに確認しましょう。

新居を契約して初期費用を支払う

新居を契約する際には賃貸契約書を隅々までよく読んでからサインしましょう。
退去の際の条件や特約など大事なことが記載されているので内容を確認しておきます。
契約の完了は初期費用の支払いを済ませてから正式に確定します。

入居日を決める

引っ越しの準備を進めるためにも入居日、つまり引っ越しの日を決めます。
引っ越す日が決まっていないと全体のスケジュールが決められないので、まずは大まかにでも決めておきましょう。

引っ越し業者を決定する

引っ越し業者といっても、全国展開しているような大手の引っ越し業者から、地域密着の企業、個人で行っている会社など規模はさまざまです。
どこの会社にも長所・短所がありますが、1つの業者にすぐに決めずにまずは複数の会社の見積を取って、条件を検討して信頼できる会社に決めましょう。

1社ずつ見積を依頼しなくても、一括依頼できる「一括見積サイト」もあります。
また実際に荷物に見合った見積もりを出す「訪問見積」は見積自体は無料なので検討してみるのも良いでしょう。

旧居の管理会社に解約の申し出をする

旧居が賃貸物件であれば、できるだけ早く管理会社か大家さんに引っ越しすることを伝えることが大切です。
一般的に賃貸契約の解約の申し入れは1か月前までに申し出ることになっています。
ただし、正確には賃貸契約書に書いてあるので自宅の契約内容を事前に確認しておきましょう。

その時点でまだ引っ越しの日が正確に決まっていない場合は、だいたいの退去時期を伝えるようにしましょう。

引っ越しの1か月前~2週間前までにやること

引っ越し 準備

引っ越しの1か月前~2週間前までにやっておくとよい引っ越し準備には以下のようなことがあります。

  • 粗大ごみ(不用品)の処分
  • 家電やパソコンの処分
  • 郵便の転送手配
  • 梱包資材の準備
  • NHKの引っ越し手続き

粗大ごみ(不用品)の処分

引っ越しは不用品を処分する良い機会でもあります。
不用品の処分は大きく分けると「捨てる」「売る」「譲る」と3つに分類できます。
自身でフリマアプリなどで処分するには、ある程度期間が必要になるので早めに始めると良いでしょう。

家具などの大きな粗大ごみは収集に予約が必要です。
特に3~4月の繁忙期は混み合うため早めに申込をしておきましょう。

予約ができない場合、不要なのに粗大ごみを処分することができず引っ越し先まで持っていかなくてはならなくなります。

家電の処分

エアコンやテレビ、冷蔵庫、冷凍庫、洗濯機などの「家電4品目」と呼ばれるものは粗大ごみとして処分することができません。

リサイクル料金を支払って処分することが義務付けられているため、リサイクル料金をしらべて、購入した店舗で引き取りを依頼するか、自治体が案内する方法をホームページ等で確認して処分しましょう。

パソコンの処分

引っ越す際に不要になったパソコンの処分を検討する方も多いでしょう。
パソコンを処分する方法は「ゴミとして処分する」「買い取ってもらう」「リサイクル品として回収してもらう」といった方法があります。

処分する場合、パソコンも「リサイクル法」という法律によってリサイクルすることが義務付けられているため、不燃ごみや粗大ごみのように捨てることができません。
パソコンは中古として再生できる部品や鉄や銅、アルミや金属やガラスなど資源として使える部分があるからです。

また、処分をきめたパソコンは「データの初期化」または「データを消去」しておくことを忘れないようにしましょう。
パソコンのハードディスクには膨大な量の情報がデータとして残っています。
きちんと処分をせずに第三者の手に渡ってしまった場合、悪用される可能性もあるのでデータを先に消去しておくことが重要です。

パソコンのデータは「ゴミ箱に捨てる」だけでは完全には消去されません。
完全にパソコンのデータを消すためには初期化(リカバリ)用のCDを使用しなくてはいけません。
リカバリ作業を行えばパソコンは工場から出荷した時の状態になるので、データを復元することもできないので安心です。

郵便の転送手配

引っ越しを決めたら、旧居にも郵便が届く可能性があるため、旧居に届いた郵便物を新居に転送してもらえるように日本郵便で手続きをしておきましょう。
通常の郵便物に加え、ゆうパックなど郵便局が配送するものであれば転送されます。

日本郵便の転送サービスは期限が1年間ですが、更新の手続きをすればさらに1年間転送を継続することができます。
更新手続きといっても更新専用の手続きがあるわけではないので、初回と同じように手続きを行うだけです。

梱包資材の準備

段ボールや割れ物を包む緩衝材(プチプチ)、ガムテープ、油性ペンなど荷造りや梱包に使う資材を揃えておくことも忘れないようにしましょう。

引っ越しの段ボールは一人当たり約20個が目安だといわれています。
段ボールは自分で工面しなくても、引っ越し業者から規定数までは無料でもらえます。
また、業者によってはコップやお皿などの割れ物を包むための専用ケースや、衣類をまとめて収納できるハンガーケースなどの梱包資材を提供してくれる場合もあります。

NHKの引っ越し手続き

引っ越しする際にはNHKの住所変更が必要になりますが、引っ越しの内容によって手続きが異なります。
引っ越しに伴うNHKの住所変更の手続き種類は以下のとおりです。

手続きの種類対象となる引っ越し
住所変更世帯全体で引っ越す場合
異なる世帯が一つになる場合
新規契約世帯から独立する場合
世帯同居異なる世帯が一つになり、どちらの世帯でも受信料を支払っている場合

上記のように、NHKの住所変更は世帯全員で引っ越しをする場合だけでなく、異なる世帯が一つになったり、世帯から独立する際も対象になります。

NHKの住所変更をしないと受信料を二重に支払う可能性も

NHKの受信料は引っ越ししただけでは自動で解約されないため、住所変更手続きをしていないと旧居の分と新居の分の両方請求がきてしまいます。
世帯がまとまり、受信料が統合される場合も手続きをせずにいると二重に請求されるかもしれません。

手続きを引っ越しの直前まで引き延ばしていると慌ただしさのあまり、手続きを忘れてしまうかもしれないので、余裕をもって引っ越しの1~2週間前までに行いましょう。

引っ越しの2週間前~前日までにやること

引っ越し 準備

引っ越しの2週間前~3日前くらいまでにしておく準備は以下のとおりです。

  • 新居でのレイアウトを検討する
  • すぐに使わないものを荷造りする
  • 転出届の手続き
  • 印鑑登録の抹消
  • 電気の解約・移転手続き
  • ガスの解約・移転手続き
  • 水道の解約・変更手続き

新居でのレイアウトを検討する

引っ越し当日は引っ越し業者に家電や家具の配置を指示しなくてはいけないため、新居のレイアウトを引っ越し前に考えておく必要があります。

予め決めておけば搬入がスムーズに進むので、間取り図を参考に家具の配置やどの部屋をどんな風に使用するかなどを決めておきましょう。

すぐに使わないものを荷造りする

すぐに使わないものや日常的に使用していないものについては、早めに荷造りを進めておきましょう。

靴は、購入した時の箱があるならその中に収納してフタが開かないように縛るなどでも大丈夫です。
しかし靴を箱に入れた場合、荷物の数が増えるというデメリットもあるので、ある程度は段ボールに詰めた方がまとめられます。

本や漫画、雑誌などは重量があるので、梱包の際に大きい段ボールに入れてしまうと運ぶのが大変です。
小さ目の段ボールを使用するなど、運ぶ際の負担にも配慮し、梱包も工夫して進めましょう。

また、壊れ物や刃物は緩衝材や新聞紙に包むなどして丁寧に梱包しましょう。
特に割れ物は上下の振動に弱いため、段ボールの底や隙間、横にもクッションになるようなものを詰めて振動をできるだけ緩和するように意識して詰めます。

転出届の手続き

旧居のある役所で市町村から転出するための手続きをします。
自治体によっては直接役所に行かずともWebサイトで用紙をダウンロードして、郵送で手続きすることも可能です。

印鑑登録の抹消

印鑑登録は市町村ごとに登録を行っているため、旧居の役所で印鑑登録の抹消手続きも行う必要があります。
手続きに必要なものは、市区町村によって異なる場合があるため、直接解約する印鑑登録をしている役所に予め確認しておきましょう。

電気の解約・移転手続き

電気は電力会社を変更するか継続するかによって手続きが異なります。
電力会社を継続する場合は、旧居の停止手続きと新居の使用開始手続きを行います。
電力会社を変更するなら、旧居の電力会社の契約を停止し、新居で利用する電力会社の申し込み手続きをします。

ガスの解約・移転手続き

ガスは旧居で使用しているガス会社に使用停止の連絡を入れ、新居で使用するガス会社の使用開始の申し込み手続きを行います。
ガスの場合は閉栓と開栓の際に立ち会いが必要になるので、引っ越しの際にスケジュールに組み込むことを忘れないようにしましょう。

水道の解約・変更手続き

水道は引っ越しが決まったら、水道局または市区町村の水道課に使用停止の依頼を連絡します。
続いて、新居の水道局、または市区町村の水道課へ使用開始の手続きを申し込みます。

水道は手続きをする業者が状況によって異なるため、引っ越し先の自治体に確認しておくと安心でしょう。

引っ越し当日にやること

引っ越し 準備

引っ越し当日は旧居と新居、両方でやることがたくさんあります。
当日にバタバタしてタスクが分からなくなってしまわないように、引っ越し当日に行うことをまとめます。

  • 旧居でガスの使用停止立ち合い
  • 旧居の掃除
  • 旧居の電気ブレーカーを落とす
  • 引っ越し代金の清算
  • 新居にて荷物の搬入・片付け
  • 新居にて電気の使用開始
  • 新居のガス開栓

旧居でガスの使用停止立ち合い

ガスの停止には立ち合いが必要ですし、ガスメーターの場所が係員だけでは立ち入れない場合もあるため、事前にガス会社へ連絡しておきましょう。

旧居の掃除

旧居から新居へと向かうため、旧居を後にする際には掃除をおこないましょう。
荷物を運び出した後は、今まで動かせない家具の下があらわになるので、普段掃除ができなかったところもキレイにできます。

旧居の電気ブレーカーを落とす

旧居を後にする際は、電気のブレーカーを落とすことを忘れないようにしましょう。
電話料金は後日電力会社がメーターをチェックして請求することになるので、忘れずにブレーカーを落としておきます。

引っ越し代金の清算

引っ越し代金の清算を行うタイミングは業者によっても異なりますが、多くの引っ越し業者の場合、引っ越し当日にしています。
旧居で荷物を積み終えた際に清算する業者もあるようなので、引っ越し費用を用意しておきましょう。

新居にて電気の使用開始

新居に到着したら、まず電気のブレーカーを上げましょう。
続いて漏電ブレーカーと安全ブレーカーを上げて電気を使用できるようにします。
もし、ブレーカーを上げても電気が使用できない場合は電気使用開始の手続きが完了できていない場合があるので、電力会社か不動産管理会社へ問い合わせましょう。

新居のガス開栓

新居に着いたらガスを開栓しましょう。
引っ越し当日からガスを使いたい場合にはガス会社へ開栓の申し込みを事前に済ませておきましょう。
その場合、ガスの開栓に立ち会う必要になります。

引っ越しの準備は引っ越しを決めたときから始まる

引っ越し 準備

引っ越しは当日までに準備することがたくさんあります。
そのため、引っ越しは決めたときから準備が始まっているといっても過言ではないでしょう。

段取り良く進めるためには事前のリストアップが重要です。
今回紹介した内容を参考に山積みのタスクを整理してスムーズに引っ越し準備を進めてください。

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