ラク越コラム
5月と11月が狙い目!家賃が安くなる時期と引越しのポイントを解説
2023年11月23日
「賃貸物件が安くなる時期はあるんだろうか」「家賃を少しでも抑える方法が知りたい」という人は多いですよね。
不動産業界には閑散期があり、その時期は賃貸物件の価格が値引きされたり、見直されたりします。
この記事では、賃貸物件が安くなる時期や物件探しのポイントを中心に、以下の項目について解説するので、家賃や引越を少しでも安くしたい人は、ぜひ参考にしてください。
- 賃貸物件の価格変動スケジュール
- 賃貸物件が安くなる時期に物件探しをするメリット・デメリット
- 安い賃貸物件を探すポイント
- 引越し費用を削減するポイント
賃貸物件の価格変動スケジュール
賃貸物件の価格変動は、不動産業界の繁栄期・閑散期に連動しています。
そのため、賃貸物件の価格が下がるのは、不動産業界の閑散期です。
まずは、賃貸物件の価格変動スケジュールを紹介するので、物件探しをはじめる際に役立ててください。
- 1月~4月は賃貸物件の価格が年間で一番高くなる
- 5月~7月は年間で一番賃貸価格が安くなる
- 8月~10月は秋の異動に向けて賃貸価格が高くなる
- 11月・12月は価格変動が少ない
1月~4月は賃貸物件の価格が年間で一番高くなる
1月~4月は、春の異動や入学に備え、不動産業界が忙しくなる時期です。
多くの人が物件を探しはじめるため、賃貸物件の価格も年間で一番高く設定されます。
転勤や入学に備えた引越ではない限り、この時期に引っ越しをするのはおすすめできません。
5月~7月は年間で一番賃貸価格が安くなる
春の異動シーズンを終えると、不動産業界は閑散期に入ります。
5月~7月は物件探しをする人が少ないため、家賃を下げて入居希望者を募ることが多いです。
また、物件オーナーは極力空き室を減らしたいため、家賃の価格交渉に応じてくれることもあります。
8月~10月は秋の異動に向けて賃貸価格が高くなる
9月~10月は、春先に次いで賃貸価格が高い時期です。
9月や10月は、秋の辞令による異動があるため、不動産業界も繁忙期に入ります。
9月に急に賃貸価格が上がるのではなく、8月の中頃からジワジワと上がるため、安い賃貸物件を探すなら8月上旬までがおすすめです。
11月・12月は価格変動が少ない
11月や12月は、価格変動の少ない期間です。
秋の異動時期と春の異動時期までの空白期間ですが、期間が長くないため、賃貸価格が下がることも少ないでしょう。
しかし、賃貸物件を探す人が少ないことから、物件探しの狙い目といわれています。
賃貸物件が安くなる時期に物件探しをするメリット・デメリット
賃貸物件が安くなる時期に家探しをすると、お得な掘り出し物物件を見つけられる可能性があります。
しかし、メリットだけでなくデメリットもあるので注意が必要です。
この章では、賃貸物件が安くなる時期に家探しをするメリットとデメリットを解説しているので、この時期に家探しをする予定の人はチェックしておいてください。
賃貸物件が安くなる時期に物件探しをするメリット
賃貸物件が安くなる時期に物件探しをする場合、安い物件の中からゆっくり時間をかけて選べます。
価格交渉しやすい傾向にあるため、憧れのエリアに住むことも夢ではありません。
そのほかにも、以下のメリットがあるのでくわしく解説します。
- 比較的安い物件が多い
- ゆっくり物件選びをできる
- 価格交渉をしやすい
- 敷金や礼金0円物件が増える
比較的安い物件が多い
賃貸物件が安くなる時期は、家探しをする人が少ない時期です。
しかし、賃貸物件のオーナーは、なるべく空室を作りたくないため、その時期に入居者のいない物件は、家賃を下げて入居者を募ります。
そのため、「家賃を抑えたい」という人が物件探しをするのにおすすめの時期といえるでしょう。
ゆっくり物件選びをできる
賃貸物件が安くなる時期は、ライバルが少ない時期でもあります。
1月~4月や9月~10月のように、物件を探す人が少ないので、入居者がすぐ決まるということはめったにありません。
そのため、気になる物件をじっくりと選べます。
価格交渉をしやすい
前述したように、賃貸物件のオーナーは、極力空室を作りたくないと考えています。
そのため、賃貸物件が安くなる時期は、入居を前提とした価格交渉に応じてもらえる可能性が高いです。
価格の下がっていない物件は、価格交渉することで、家賃を下げてもらえるかもしれません。
敷金や礼金0円物件が増える
敷金とは、家賃の未払いや退去時の原状回復にかかる費用の担保としてかかる費用で、礼金は、オーナーへ家を借りることのお礼として支払う費用のことです。
家賃を下げるよりもオーナーの負担が少ないため、家賃を下げるのではなく、敷金や礼金を0円にする場合もあります。
初期費用を抑えたい人は、敷金や礼金0円物件を狙ってみるといいでしょう。
賃貸物件が安くなる時期に物件探しをするデメリット
賃貸物件が安い時期に物件探しをすると、人気の物件はすでに入居者が決まっている可能性が高いです。
また、新生活キャンペーンなどのサービスが利用できないため、初期費用が高くなる可能性があります。
賃貸物件が安くなる時期に物件探しをするデメリットをくわしく解説するので、メリットと比較して、自分のニーズにあっているか確認してみてください。
- 人気の物件はすでに入居者が決まっている
- 退去費用が高くなる可能性がある
- 新生活キャンペーンなどのサービスが利用できない
人気の物件はすでに入居者が決まっている
人気の物件は、1月~4月や9月~10月の繁忙期の間に入居者が決まってしまいます。
そのため、競争率の高い物件を希望している人は、希望する物件を契約するのは難しいでしょう。
人気の物件が気になっている人は、空室を見つけたらすぐに契約するのがおすすめです。
退去費用が高くなる可能性がある
敷金0円の物件を契約すると、退去費用が高くなる可能性が高いです。
敷金は、家賃の未払い時や退去時の原状回復に使用します。
敷金を支払っていない分、退去の際は清掃や修繕にかかる費用を自己負担しなくてはいけません。
新生活キャンペーンなどのサービスが利用できない
不動産会社や引越会社では、3月~4月や9月~10月に新生活キャンペーンを行っていることがあります。
しかし、賃貸物件が安くなる時期は、不動産会社や引越会社がキャンペーンを開催する時期とずれてしまうため、お得なサービスは利用できません。
キャンペーンが利用できないと、引越にかかる初期費用が高くなる可能性があります。
安い賃貸物件を探すポイント
「家賃の安くなる時期に、掘り出しものの物件を見つけたい」という人もいるでしょう。
そこで、安い賃貸物件を探すポイントを紹介します。
下記8つのポイントを覚えておくと、希望するよりも安い物件を見つけられるかもしれません。
- 3ヶ月以上空室の物件をチェックする
- 賃貸相場が下がったエリアをチェックする
- 駅から徒歩11分以上の物件をチェックする
- 最寄り駅に快速や急行が止まらないエリアをチェックする
- リノベーション物件をチェックする
- 安さ重視ならアパートも視野に入れる
- 必要な部屋数や家の広さを明確にしておく
- 引越しの1ヶ月半を目処に家探しを開始する
3ヶ月以上空室の物件をチェックする
安い物件を見つけたい場合は、3ヶ月以上空室の物件が狙い目です。
長期間空室の賃貸物件は、オーナーが維持や管理をしなくてはいけません。
そのため、3ヶ月以上空いている物件は、価格交渉によって家賃を下げてもらえる可能性があります。
家賃を価格交渉する際のポイント
家賃を価格交渉する際は、周辺環境や築年数、設備の古さ、空室の多さなどを根拠にすると、応じてもらえる可能性が高いです。
相場よりも家賃が高い場合は、相場を根拠に価格交渉するのもいいでしょう。
ただし、価格交渉をする際は、お願いしていることを忘れずに、丁寧な対応を心がけてください。
賃貸相場が下がったエリアをチェックする
賃貸相場の下がったエリアでは、家賃の見直しが行われます。
以前までは予算オーバーだった物件も、家賃の見直しによって予算内に収まるかもしれません。
「近隣にパチンコ店ができた」、「近所のショッピングモールが撤退した」というような環境変化があった場合、賃貸相場が下がる可能性があるので、チェックしてみてください。
駅から徒歩11分以上の物件をチェックする
駅から徒歩10分以内の物件は人気が高いため、家賃も高い傾向にあります。
そのため、安い物件を探す際は、駅から徒歩11分以上の物件をチェックするのがおすすめです。
ただし、物件情報に記載されている最寄り駅までにかかる時間は、横断歩道や坂道が考慮されていないので、通勤に電車を利用する場合は、駅までの経路も確認しておきましょう。
最寄り駅に快速や急行が止まらないエリアをチェックする
快速や急行電車の止まる駅のエリアは、通勤や通学に電車を利用する人から人気があります。
そのため、安い物件を探す場合は、快速や急行が止まらないエリアで物件探しをするのがおすすめです。
リノベーション物件をチェックする
新築物件よりも築年数の古い物件のほうが、家賃は安く設定されています。
しかし、古い物件は汚いイメージがあるという人もいるかもしれません。
その場合は、築年数の古い物件をきれいにリノベーションしている物件をチェックするのがおすすめです。
安さ重視ならアパートも視野に入れる
マンションは耐震性や防音性に優れていますが、その分家賃が高くなります。
安さを重視するなら、木造のアパートをチェックするのがおすすめです。
音が響くのを心配している人は、最上階や角部屋を選ぶと、騒音トラブルのリスクが軽減します。
必要な部屋数や家の広さを明確にしておく
賃貸物件は、部屋の数に応じて家賃が高くなります。
また、家が5平方メートル広くなると、1万円家賃が上がるといわれることもあるようです。
賃貸物件を探すときは、家具や住む人数をもとに、必要最低限の部屋数や広さを明確にしておきましょう。
引越しの1ヶ月半を目処に家探しを開始する
物件探しをする際は、引越しの1ヶ月半を目処に物件探しをするのがおすすめです。
引越しまで期間が短すぎると、きちんと物件を探せません。
逆に、引越しまでの期間が長すぎると、物件を確保しつづけられないため注意しましょう。
引越し費用を削減するポイント
物件を安く契約できたら、引越し費用も抑えたいですよね。
そこで、引越し費用を削減するポイントを紹介します。
いい物件に巡り会えたら、引越し作業をする際に参考にしてください。
- 引越し業者に相見積もりを取る
- 引越し業者に価格交渉をする
- 時間指定のないプランを利用する
- 単身パックを利用する
- 自分で引っ越し作業を行う
- 宅配便を利用する
引越し業者に相見積もりを取る
引越し業者を利用する際は、2社~3社に相見積もりを取り、作業内容や価格を比較しましょう。
相見積もりをすることで、おおよその相場がわかるため、極端に高い業者や、必要な作業がわかるようになるでしょう。
また、相見積もりを取ることで、価格交渉をしやすくなります。
引越し業者に価格交渉をする
相見積もりの結果を持って、引越し業者に価格交渉してみましょう。
価格交渉をすると、1万円~2万円程度の値引きをしてもらえる可能性があります。
また、引越し業者に見積もりを取る際、最初から相見積もりであることを伝えておくと、安い価格で提示してもらえることもあるようです。
時間指定のないプランを利用する
引越し費用を安くするには、時間指定のないプランを利用するのがおすすめです。
引越し業者の稼働状況によって届く時間が変動しますが、その分3,000円~5,000円程度安くなります。
また、時間指定する場合は、午前便よりも午後便がおすすめです。
単身パックを利用する
荷物が少ない場合は、単身パックを利用するのがおすすめです。
単身パックは、ほかの荷物と一緒に運べるので、通常の引越しプランよりも安く設定されています。
ただし、家具が多い場合や荷物が多い場合は利用できないので、注意しましょう。
自分で引っ越し作業を行う
家具や荷物が少ない場合、自分で運搬作業をするのも一つです。
引越し業者に頼む必要がなくなるので、数万円単位の削減になります。
ただし、大型家具が多い場合や、遠距離の場合は、安全のため業者に任せた方が安心でしょう。
宅配便を利用する
引越し費用を削減するために、宅配便を利用するのもおすすめです。
段ボールに詰められるものは宅配便を利用し、大型の家具は引越し業者に依頼すると、3,000円~10,000程度費用を削減できます。
ただし、段ボールの数が多い場合は、すべて引越し業者に依頼したほうが安くなるでしょう。
不動産業界閑散期なら憧れのエリアに引越しできる可能性も!
賃貸物件が安くなる時期を狙っている人は、不動産業界の閑散期である5月を狙うのがおすすめです。
この時期は、引越しをする人も少ないため、人気エリアの好条件物件が普段よりも安くなっている可能性があります。
「ラク越」では、スムーズに引っ越しできるサービスを用意しています。
見積もりから引っ越し代金の支払いまでLINEおよびスマートチャットで完結できるので、ぜひご利用ください。
【合わせて読みたい記事】